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ロバート・クビサ、代役出場のオランダGPは満足感のある週末に「F1復帰後初めて“レース”をしている実感があった」

キミ・ライコネンの代役としてF1オランダGPに出走したロバート・クビサは、15位で完走した決勝を終えて「2010年以来初めてF1でレースをしている実感があった」と語った。

Robert Kubica, Alfa Romeo Racing C41, Nicholas Latifi, Williams FW43B

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 今季アルファロメオでリザーブドライバーを務めるロバート・クビサは、同チームのレギュラードライバーであるキミ・ライコネンが新型コロナウイルス陽性となったことにより、F1オランダGPの2日目から急遽代役として出走することとなった。初体験のコースで準備もままならない状態での出走となったクビサだが、決勝は16番グリッドからスタートし15位完走を果たした。

 クビサは2011年のラリー事故の影響で、2010年シーズンを最後にF1から離れていたが、2019年にウイリアムズからF1復帰を果たした。同年限りでレギュラーシートは喪失したものの、昨年からアルファロメオのリザーブとしてフリー走行にも出走しており、今回久々にレースを走るチャンスが巡ってきた。

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 久々のレースを楽しむことができたか? そう尋ねられたクビサはこう答えた。

「正直、前の方で走っていてもそれほど楽しめなかっただろう。F1は厳しい世界だと思い知らされたよ」

「レース前、ジョージ(ラッセル/ウイリアムズ)と少し話した。彼は『ここはおそらく肉体的に最も厳しいサーキットだ』と言っていたけど、彼の言う通りだった。キツいレースだったね」

「イエローがたくさん出たり、混沌としたレースになるだろうと思っていたけど、そうはならなかった。まさに72周走りっぱなし……僕は70周かな。とにかく精神的にもタフなレースだった」

 そう語ったクビサだが、久々にライバルたちとバトルを展開できたことには満足している様子。このような感覚を味わえるのは、ラリーでの事故を経てF1界に戻ってきてからは初めてだという。

「僕が最後に走ったのは2019年で、あの時は2010年以来初めてF1で走ったんだけど、本当の意味でのレースはしていなかった」

「でも今日は、順位こそ15位だったけど、ベッテル(セバスチャン・ベッテル/アストンマーチン)と良いバトルが出来たり、終盤はラティフィ(ニコラス・ラティフィ)をなんとかオーバーテイクすることもできた。正直言って、今日は2010年以来初めてF1でちゃんとしたレースができている実感があった」

「大変な部分もあったけど、2019年よりも楽なレースだったと思う。確かにまだ改善できることもたくさんあるし、全てを見直してみないといけない。でも全体としては、本当に満足している」

 またオランダGPの1週間後にはイタリアGPが控えているが、このレースでもライコネンの代役が必要となる可能性は十分ある。イタリアGPに出走することになれば、今回よりも万全な準備ができるかと問われたクビサは次のように語った。

「今回は準備期間がゼロだったことを考えれば、はるかに良い準備ができるだろう。ただ、もし僕がレース(イタリアGP)に出ることになれば、不運なのはフォーマットが違うということだ」

「予選までに時間が欲しいところだけど、モンツァでは予選までにフリー走行が1時間しかない。こういった状況では、無理に何かを成し遂げようとするより、コンマ数秒ロスしてでも余裕を持った走りをした方がマシだ。このスポーツに魔法はないから、乗っていきなり速くなることはないんだ」

「去年だったらマシンのフィーリングにも自信があったから楽だったんだろうけど、今年はどういうわけか苦戦していて、それが残念だ。でもそれはしょうがないことだ」

「僕が苦戦しているのには理由があると思うし、その理由も分かっているつもりだけど、僕たちはそこに取り組んだりはしていない。僕はリザーブドライバーだし、チームは当然レースドライバーに集中している。少し残念だけど、僕たちはビッグチームでもないし、僕はリザーブドライバーとして、全てのリソースをレースドライバーに注いでパフォーマンスを最適化させようとしている」

「でも、いずれにしても僕はチームに感謝している。彼らは僕をたくさんサポートしてくれているからね」

 

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