F1 中国GP
早くも角田裕毅との交代論噴出……ローソン中国GPでも輝けず「パフォーマンスを発揮できなければ、ここにいられないのは分かっている」
レッドブルのリアム・ローソンは、F1中国GPでも大苦戦。チームで走り続けるには、もっと良いパフォーマンスを発揮しなければいけないと認めるが、レッドブルの2025年マシンに慣れるためには、まだ時間が必要だと主張する。

Jake Boxall-Legge
編集: 2025/03/23 12:04
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リアム・ローソン(レッドブル)の苦戦には、今回も終止符が打たれることはなかった。角田裕毅との交代の可能性が早くも指摘されているが、ローソンは「ジュニアカテゴリーでは、僕はユウキに勝った」と主張し、この噂を否定。今季マシンRB21に慣れるためには、時間が必要だと語った。
ローソンはF1中国GPで、開幕戦以上の苦戦に陥った。スプリント予選でも予選でも最下位。決勝ではレッドブル加入後初めて完走したが、15位でフィニッシュするのがやっとだった(上位のマシンに失格の可能性があるため、最終的な順位は繰り上がる可能性がある)。
レッドブルは予選で最下位だったことから、マシンのセッティングを変更し、ピットレーンから中国GPの決勝レースをスタートさせた。このローソンのマシンには、チームメイトのマックス・フェルスタッペンとは異なる空力のセッティングが施されたようだ。しかしその変更は、ほとんど功を奏さなかった。
15位という成績も、レーシングブルズの角田裕毅がフロントウイングを破損したこと、そしてアルピーヌのジャック・ドゥーハンが他車をコース外に押し出したとして10秒加算ペナルティを受けたために手にしたもの。実質的には17位だった。
ローソンは今季マシンRB21をより深く理解するには、時間が必要だと語る。その時間とはどんなモノかと尋ねると、ローソンはシーズン中にテストがなく、3連戦も控えているため、じっくりとマシンを走らせる余裕がないのだと説明した。
「厳しいレースになることは分かっていたから、ピットレーンスタートを選択し、マシンを試してみた。でも残念ながら思ったようにはいかなかった」
そうローソンは語った。
「本当に厳しい週末で、今日も大変だった」
「残念ながら慣れるだけの時間はないけど、できるだけ早く理解する必要がある」
「マシンをテストして慣れる時間はないけど、もうシーズンは始まっている。レースごとにポイントを失ってしまっている。時間がないと言ったのはそういうことだ」
「でも僕はバカじゃない。もちろん、パフォーマンスを発揮するためにここにいる。それができなければ、ここにいることはできないだろう。それは分かっているよ。僕はただ、できるだけ早くマシンに慣れることに集中しているんだ」
レッドブルは昨年序盤よりは苦しんでいるとはいえ、フェルスタッペンはQ3に進出し、上位を争っている。しかしローソンは最下位。その違いについてローソンは、「通常はほんの僅かなこと」だと語り、フェルスタッペンはドライブが難しいRB21を、自分よりもはるかに活用できていると説明した。
しかしここまで苦戦が続くと、ローソン更迭という噂が日に日に大きくなっている。レッドブルは次の日本GPで、早くも角田裕毅とローソンを交代させることを検討しているとも言われる。
これについてローソンに尋ねると、これまでは自分の方が勝ってきたと主張する。
「僕は何年もの間彼と一緒にレースをしてきた。ジュニアカテゴリーでは彼とレースして、彼に勝っている。F1でも勝った。彼が何を言ってもいいけどね」
2019年のユーロ・フォーミュラ・オープンでローソンはランキング2位になった。このシリーズには角田も参戦しており、ランキングは4位。このシリーズについては、確かにローソンに軍配が上がる。
しかし同年のFIA F3では、角田は弱小のイェンツァー所属だったにもかかわらず1勝を挙げ、ランキング9位。ローソンはMPモータースポーツに所属したものの1勝も挙げられず、ランキング11位となった。この結果、角田の方が先にFIA F2に昇格を果たし、2021年にはF1デビューを果たした。
ふたりが次に同じ環境で戦ったのは、F1に上がってからだった。ふたりは2023年と2024年にアルファタウリとRBで11戦にわたってチームメイトとなり、獲得ポイントでは角田の方が上。予選でも角田10勝、ローソン1勝と大差がついている。
そういう意味では、ローソンの「ジュニアカテゴリーでは彼とレースして、彼に勝っている。F1でも勝った」という発言は正しくない。
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