F1 エミリア・ロマーニャGP
フェラーリ、地元イモラの予選で歴史的敗北! ルクレール「奇跡は起こせない」ハミルトン「打ちのめされた」と両者落胆
フェラーリは地元戦のF1エミリア・ロマーニャGPの予選でまさかの2名ともQ2敗退にという歴史的敗北を喫した。

Stuart Codling
公開日時: 2025/05/18 8:08
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Charles Leclerc, Ferrari
写真:: Bryn Lennon / Formula 1 via Getty Images
「今のところ、僕らはどうしようもない」
エミリア・ロマーニャGPの予選を11番手で終えたフェラーリのシャルル・ルクレールは、Sky Sports F1に落胆した様子でそう語った。
今回の予選でフェラーリは大苦戦。ルクレールが11番手、チームメイトのルイス・ハミルトンも12番手でQ3に進むことすらできなかった。イモラでフェラーリがトップ10を逃すのは、1980年にイタリアGPの代替地としてカレンダーに加わって以来、これが初めてのことだった。
1981年にジル・ビルヌーヴは当時のマシン126CKを「デカく赤いキャデラック」とすら揶揄していたかもしれないが、それでも彼はポールポジションを獲得している。
つまり、今週末はフェラーリにとって類を見ない「What the Fxxx(何だこれは!)」となった瞬間だったかもしれないのだ。
予選後、ルクレールは今季マシンであるSF-25と、解決策を見つけられていないチームの無力さに対する不満を隠すことなく口にした。
「マシンに十分なパフォーマンスがない。何度も言っていることだ」
「今のところ、このマシンには期待していたようなポテンシャルがないんだ。僕らはもっと改善する必要がある」
Charles Leclerc, Ferrari
Photo by: Lars Baron / Motorsport Images via Getty Images
フェラーリのドライバー達はエミリア・ロマーニャGP初日にブレーキの問題を訴えていたが、2日目になってそれは改善されたようだった。しかし、SF-25はコース状況やタイヤを機能させるという面で、明らかにパフォーマンスの限界に達していた。
予選ラップを確認すると、Q2でフェラーリのふたりは低速コーナーで大きくタイムロスしている。ルクレールはバリアンテ・アルタの出口で、アンダーステアのマシンを速く走らせようとして明らかに不安定な挙動を見せていた。
またルクレールのQ2最終ラップを、10番手タイムだったアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)のラップと比較すると、低速コーナーのエイペックスでかなり遅れていることがわかる。例えばビルヌーブシケインの右コーナーでは、時速12kmも離されている。フェラーリは最高速度では優れていたが、こうした場所でラップタイムを失ってしまっている。
この状況にはハミルトンもショックを受けている。
「本当に残念だし、(Q2を)通過できなかったことに打ちのめされている」
ハミルトンはそう語る。
「今週末を通じて多くのポジティブな進歩があったように感じていたんだ。マシンのフィーリングも全体的に良くなっていた」
「ブレーキも今日は良くなっていた。バランスはかなり良かったんだ」
「Q2の走行1回目はまずまずだったよ。その後、新品タイヤを装着して出ていくと、何故かわからないけど、全くグリップが無かった。それ以上速く走ることはできなかったんだ」
「他のドライバー達は、タイヤを明らかに上手く機能させていた」
Lewis Hamilton, Ferrari
Photo by: Mark Thompson - Getty Images
実際、ハミルトンのQ2の2回目のアタックは最初のモノよりも遅くなっていた。フェラーリはマシン開発の優先事項として昨年から引き続き、タイヤに優しくレースでより速いマシンを作ることを念頭に置いているが、他チームがイモラで投入された最も柔らかいC6コンパウンドのタイヤを上手く使いこなせているように見えるのに対し、フェラーリSF-25はそれを使い切ることができていないのは懸念点だろう。
特に、他のライバルがむしろ1周で限界までタイヤを使い切ってしまうことを最大の難関にしていたことを考えればなおさらだ。
予選ではアストンマーティンのフェルナンド・アロンソが5番手、ランス・ストロールが8番手に入っている。ルクレールはこれを「予想外だった」としているが、「彼らはとにかく凄く良いラップタイムを刻んでいる」と受け止めていた。
フェラーリは2週間後に行なわれるスペインGPでアップデートを予定しているが、ルクレールは手厳しいコメントを残している。
「これをターニングポイントにしたいのであれば、物凄く良いアップデートでなくちゃいけない」
「正直、そうならないと思っている。正しい方向に一歩を踏み出せることを期待しているけど、道のりは長いよ」
ここ数シーズンのフェラーリの問題は、アップデートパッケージがしばしば期待したような効果を発揮しなかったり、マシンの挙動がドライバーにとってのメリットにならない変化を起こしたりすることが多かったところだ。
「戦いたいように戦えるよ。でも、奇跡は起こせない。これがこのマシンの現状なんだ」
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