F1 バーレーンGP
ルクレールの余裕? バーレーンGP最終ラップで「エンジントラブルだ!」と無線で冗談
F1開幕戦バーレーンGPを制したフェラーリのシャルル・ルクレールはチームのエンジニアに対し、最終ラップに無線でエンジンにトラブルがあると冗談を言っていた。
Jonathan Noble Alex Kalinauckas
編集: 2022/03/22 17:14
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

2022年のF1開幕戦バーレーンGPを圧倒的な強さで制したシャルル・ルクレール(フェラーリ)は、その最終ラップでチームのエンジニアに対し、無線で「エンジンに予期せぬトラブルが出ている」と冗談を言っていた。これも、今季のルクレールの”自信”を感じさせる事例のひとつと言えそうだ。
バーレーンでのルクレールの強さは、まさに完璧だった。予選ではポールポジションを獲得し、決勝でもフェルスタッペンとの差をマネジメントしながら、タイヤを労りつつ走行。フェルスタッペンがピットストップするのに併せて自身もタイヤを交換し、首位のポジションを堅持し、さらに徐々に差を広げながらレース終盤を迎えた。
しかしピエール・ガスリー(アルファタウリ)のマシンが炎上したことによりセーフティカーが出動。築いたリードは失われることになった。
ただセーフティカーが解除された後、ルクレールはハイペースで飛ばし、フェルスタッペンとの差をあっという間に拡大。そのフェルスタッペンが燃料ポンプのトラブルによりリタイアした時には、2番手を走っていたチームメイトのカルロス・サインツJr.との差は大きく開いており、その勝利は確実なモノとなっていた。
しかし最終ラップでターン13に近づきつつある中、ルクレールは無線で、チームを震撼させるひと言を発したという。
「最終ラップで、無線でちょっとした冗談を言ったんだ。エンジンに何かおかしいところがあると言ったんだ」
レース後、ルクレールはそう語った。
「エンジニアの何人かは、心臓発作を起こしたと思うよ。でも、実際には何も問題なかった。レースを完走することができたことを、とても嬉しく思っているよ」
なお当時の無線交信は、次のようなモノだった。
ルクレール「エンジンに何か変なところがあるよ」
エンジニア「了解(笑)」
ルクレール「冗談だよ!」
エンジニア「分かった。メインストレートにダブルイエローが出ている。ペレスはターン1で止まった」
なお2019年のバーレーンGPでルクレールは、実際にエンジンのトラブルに見舞われた。
フェラーリに加入したばかりのルクレールは、初優勝に向けてレースをリードしていた。しかし残り10周になろうというところで突然パワーダウンに見舞われ失速。築いていた8秒ほどのリードはあっさり失われ、メルセデスのルイス・ハミルトンに勝利を奪われることになった。
この時のトラブルが、まさにエンジンに起因するモノ。当時チーム代表のマッティア・ビノットはこの問題について「エンジンの問題だ。ひとつのシリンダーで誤燃焼が起きた」と説明していた。
Read Also:
- ルクレール、フェルスタッペンとの激闘も「DRSが使えるように、ターン1で早めにブレーキングしていた」
- F1分析|ルクレール、まだまだ余裕残しだった可能性も? まさに完勝:バーレーンGP決勝ペース分析
- アンダーカットを狙っていれば、フェルスタッペンに勝機もあった? レッドブル重鎮「チームの判断ミス」
- 角田裕毅、F1開幕戦バーレーンGPで8位入賞も満足せず「僕らは今”8番手”チーム。パフォーマンスを改善し続けなければいけない」
- 「タイトル争いで凄く重要になるかも」フェルスタッペン、開幕戦まさかの”ノーポイント”を危惧
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 アンダーカットを狙っていれば、フェルスタッペンに勝機もあった? レッドブル重鎮「チームの判断ミス」
次の記事 F1分析|混戦の中団グループ。まず初戦、真のパフォーマンスではアルファロメオがメルセデスに肉薄?
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Jonathan Noble

大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす
F1
F1 2024/12/29
大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす

ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす
F1
F1 2024/12/27
ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす

僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識
F1
F1 2024/12/25
僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

More from
シャルル ルクレール

フェラーリ、アメリカGPで今季最後のアップデート投入。バスール代表「再びあらゆる面で安定したパフォーマンス発揮が目標」
F1
F1
アメリカGP
9 時間前
フェラーリ、アメリカGPで今季最後のアップデート投入。バスール代表「再びあらゆる面で安定したパフォーマンス発揮が目標」

ルクレール、スタート直後の攻防でリスク冒さず「そうしなかったら壁に突っ込んでいただろう」
F1
F1
シンガポールGP
11 日前
ルクレール、スタート直後の攻防でリスク冒さず「そうしなかったら壁に突っ込んでいただろう」

ハミルトン、SQ3のアタック戦略を悔やむ「間違った判断だった。SQ2までは良い感じだったのに」
F1
F1
シンガポールGP
13 日前
ハミルトン、SQ3のアタック戦略を悔やむ「間違った判断だった。SQ2までは良い感じだったのに」

More from
フェラーリ

連勝レッドブルは最強チームじゃない? フェラーリ代表語る「スタート直後の1コーナーをうまくやれていれば、我々が勝ったかもしれない」
F1
F1
シンガポールGP
9 日前
連勝レッドブルは最強チームじゃない? フェラーリ代表語る「スタート直後の1コーナーをうまくやれていれば、我々が勝ったかもしれない」

F1分析|フェルスタッペン、VSC中にピットストップしたかった? ”壊れかけのラジオ”越しの訴え。フェラーリは戦略失敗
F1
F1
シンガポールGP
10 日前
F1分析|フェルスタッペン、VSC中にピットストップしたかった? ”壊れかけのラジオ”越しの訴え。フェラーリは戦略失敗

全部自分のせいだ……ルイス・ハミルトン、戦略ミスの責任を認める「チームに貢献したかった。次、必ず挽回する」
F1
F1
シンガポールGP
11 日前
全部自分のせいだ……ルイス・ハミルトン、戦略ミスの責任を認める「チームに貢献したかった。次、必ず挽回する」
最新ニュース

マルケス「3年後に引退している可能性は70%」次期ドゥカティ契約が最後のMotoGPに?
MotoGP
MGP MotoGP
オーストラリアGP
4 分前
マルケス「3年後に引退している可能性は70%」次期ドゥカティ契約が最後のMotoGPに?

一線を越えた誹謗中傷に”最後の手段”。自身の思いを明かしたコラピント「これは、どこにでもある問題なんだ」
F1
F1 F1
アメリカGP
1 時間前
一線を越えた誹謗中傷に”最後の手段”。自身の思いを明かしたコラピント「これは、どこにでもある問題なんだ」

ハースのオコン、自身の離脱とカマラ加入を語る「彼はF1に相応しい。でも僕だってF1から追い出されるドライバーではない」
F1
F1 F1
アメリカGP
1 時間前
ハースのオコン、自身の離脱とカマラ加入を語る「彼はF1に相応しい。でも僕だってF1から追い出されるドライバーではない」

スーパーGT第7戦オートポリス、GT300クラスの結果が改定。義務ピット未消化のseven x sevenとVENTENYが失格に
スーパーGT
SGT スーパーGT
第7戦:オートポリス
2 時間前
スーパーGT第7戦オートポリス、GT300クラスの結果が改定。義務ピット未消化のseven x sevenとVENTENYが失格に
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録