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下馬評覆し、地元モンツァでPPのフェラーリ。「素晴らしいサプライズだ」とルクレール

シャルル・ルクレールは、フェラーリの地元レースであるイタリアGPでポールポジションを獲得したことは、ここ数戦で苦戦を強いられていたことを考えると「素晴らしいサプライズ」だと語った。

Polesitter Charles Leclerc, Ferrari

写真:: Steven Tee / Motorsport Images

 モンツァ・サーキットで行なわれたF1イタリアGPの予選。ポールポジションを獲得したのは地元フェラーリのシャルル・ルクレールだった。

 ルクレールにとって、今回の予選でポールポジションスタートとなる可能性自体は高かった。ポイントリーダーのマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、そしてセルジオ・ペレス(レッドブル)、さらに自身のチームメイトであるカルロス・サインツJr.が揃ってグリッド降格ペナルティを受けていたため、上記のドライバーにタイムで上回られた場合も順位が繰り上がることになるからだ。

 しかしルクレールは実力でポールをもぎ取ってみせた。ルクレールはQ1、Q2を順当に通過すると、Q3では1分20秒161をマーク。このタイムには、週末を通して好調ぶりをみせていたフェルスタッペンやサインツJr.も及ばなかった。

 フェルスタッペンのタイムを0.145秒上回り、予選最速で正真正銘のポールポジションを手にしたルクレールは、レッドブルを退けられたことに驚いている様子だった。特にここモンツァと同じハイスピードサーキットであるスパで行なわれたベルギーGPではレッドブル勢に圧倒的な差をつけられていただけに、今回もレッドブル優勢とみられていた。

 そんな下馬評を覆したルクレールは、予選後にこう語った。

「僕たちは(苦戦した)スパからここに来ているので、今日は良いサプライズになった」

「ここでポールを争えるとは思っていなかった。チームの地元でポールを獲得できたことは素晴らしいサプライズになった」

「FP1とFP2ではカルロスと共に色々なことをテストして、興味深い方向性を見出すことができていた」

「スパでは本当に苦戦したけど、速さを見つけることができた。僕たちが良い方向に進めたということだと思う」

「今回のラップには非常に満足している。最初のアタックは良いものではなかったけど、その後はうまくまとめることができた」

 走行初日には、一発の速さよりもレースペースに自信があると語っていたルクレール。改めて、決勝では良い戦いができるだろうと自信をのぞかせた。

「僕たちのレースペースは強力で、非常に良い」

「1周目に何が起ころうとも、僕たちには勝利を目指せる速さがある。良い日曜日になるといいね」

 
 
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