ルクレール、モナコでの痛恨クラッシュも「あまり自分を責めるつもりはない」

自己批判的な言動も多いシャルル・ルクレールだが、F1モナコGPリタイアにつながった予選でのクラッシュについては、あまり自分を厳しく責めるつもりはないようだ。

ルクレール、モナコでの痛恨クラッシュも「あまり自分を責めるつもりはない」

 フェラーリのシャルル・ルクレールは、自身の母国グランプリであるF1モナコGPで好パフォーマンスを発揮。フリー走行から速さを見せ、予選ではポールポジションを獲得した。

 ただこのポールポジションは、予選Q3で最速タイムをマークした後、2度目のアタックで赤旗終了の原因となるクラッシュを喫したために獲得したもの。この赤旗により他のドライバーはタイムアップできず……ルクレールは自身のクラッシュで、ポールポジションを”防衛”したような形になった。

 このクラッシュでルクレールのマシンは、右側面をバリアに激突させており、大きなダメージを負っていた。しかしフェラーリはギヤボックスを交換せずにマシンを修理し、ポールポジションからレースに臨むことができると判断。しかし決勝日、ガレージからダミーグリッドに向かうレコノサンスラップで、ルクレールはトラブルが発生していると訴えた。

 このトラブルは、前述の予選でのクラッシュが原因で、大きなダメージを受けた側面とは逆の左リヤのドライブシャフトハブが故障してしまったことによるもの。そしてスタートまでに修復は間に合わず、ルクレールはポールポジションを獲得しながらも、1周も走ることなく母国グランプリをリタイアすることになってしまった。

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 ルクレールはクラッシュなどの後、自己批判的な言動をすることも多いドライバーだが、予選でクラッシュすることは週末の一部だと捉えているため、自分自身に対して「あまり厳しくはしない」と語った。

「もちろん、物事が思い通りに進まない時はいつも学ぶことがあるけど、とにかく今回は良い仕事ができたと思っている」

 ルクレールはモナコGP決勝日の夜にそう振り返った。

「Q3最後のアタックは、ちょっと頑張りすぎて壁にぶつかってしまったんだ。それはモナコでは起こりうることだ」

「過去にも同じようなことがあって、僕は何度も何度も自分に厳しくしてきた。でもレース週末に特別プッシュしなければならない時があるとしたら、それはモナコの予選Q3だ。それもゲームの一部なんだ」

「だからそうだね、常に学ぶことはできるけど、そのことで自分をあまり責めることはない」

 一方で、ルクレールは母国レースを欠場せざるを得なかったことが大きな痛手であったことは認めている。特にメルセデスとレッドブルが激しく争っている今季の中でも、優勝を狙う大チャンスだったからだ。

「当然だけどホームだから難しいね。毎回あんなに良いポジションを得られるチャンスがあるわけではないんだ」

 そうルクレールは語った。彼はF2時代も含め計5レース、モナコ・モンテカルロのレースを戦う機会があったが、いずれもリタイアしている(2018年モナコGPはクラッシュし完走扱い)のだ。

「結局の所、これもモータースポーツの一部であり、起こりうることなんだ」

「マッティア(ビノット/フェラーリ代表)が言ったように、この週末で得られたポジティブな兆候を覚えておきたい。昨年のことを考えれば、僕たちはかなり遠いところから戻ってきているんだ。僕たちは良い仕事をして、レースごとに改善してくることができたんだ」

「優勝争いができたのは一度きりかもしれないけど、だからといって進歩がないわけではない。僕たちは良い道を歩んでいるし、上手くいっている。確かにこの週末は運が悪かった。これも人生だし、それを乗り越えるだけだ」

「バクーのことを考えよう。僕はクルマに戻ってすぐに良い結果を出したいとやる気に溢れているんだ」

 
 

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