速さ見せるアルファタウリ、改善の鍵は“低速コーナー”。レッドブルリンク初戦で更に前進

アルファタウリF1のテクニカルディレクターであるジョディ・エギントンは、2021年用マシンの鍵は低速コーナーの改善であり、それがチームの好調に繋がっていると語った。

速さ見せるアルファタウリ、改善の鍵は“低速コーナー”。レッドブルリンク初戦で更に前進

 2021年のF1では、アルファタウリのピエール・ガスリーがこれまでの8戦で予選トップ6を6回記録し、Q3進出を逃したことは1回のみと、非常に良好なパフォーマンスを示している。

 ガスリーは第6戦アゼルバイジャンGPでは2位表彰台も獲得する好成績を記録。2021年シーズンのアルファタウリは明らかに改善が進んでいるようだった。

 ただもちろんアルファタウリにも苦戦したレースはあり、特に第3戦ポルトガルGPと第4戦スペインGPではガスリーが両GPで10位入賞、1ポイントを確保することが精一杯だった。

 チームのテクニカルディレクターであるジョディ・エギントンはこの2レースで多くの疑問がチームに投げかけられたと語り、さらに低速コーナーでのパフォーマンスについて重要な学びに繋がったと考えている。

 彼曰く、マシンのコーナリングにおける“応答性の悪さ”を克服したことが、中団グループでの戦いにおける進歩の鍵だったという。

「ポルトガル、そしてスペインでのレースの後、我々は低速コーナーでのパフォーマンスに不安を抱いていた」と、エギントンは語る。

「素晴らしく満足していたわけではなかった」

「そしてモナコへ向かって、我々はそこでセットアップを少し変更してみた。モナコは特殊なサーキットで、いつも多くの案を出すことができるわけではないが、そこで意味のある学びが得られたと思う」

「そして我々はマシンのバランスに注意を払い、マシンの“ゆったり”としたところを減らして、中速コーナーでもより良く曲がるようにした。(モナコGPの次戦)アゼルバイジャンでは低速コーナーでよく曲がる良いマシンだった。かなり上手く曲がっているように思えた」

「ポール・リカール(第7戦フランス)はタイヤや路面温度、バランスなど、誰にとってもチャレンジングなレースだった。クルマはドライブするのも難しかったが、ここ数年よりも競争力が備わっていた。それで我々は色々と学んだと感じている」

 現在F1はレッドブル・リンクでの2連戦を迎えている。第8戦シュタイアーマルクGPではガスリーが予選6番手、角田祐毅も8番手タイムとここでもアルファタウリは好調な走りを見せていた。

 ガスリーは決勝レース序盤に接触がありリタイアを強いられてしまったが、角田は10位で入賞。エギントンはシュタイアーマルクGPでは“いくつかの疑問に対する答え”を見つけていたと語り、マシンの改善がさらに進んでいることを主張した。

「低速区間が少なく中速区間が多い、そして安定性と回頭性が必要とされる特性だと分かっているコースで、我々はすべてをまとめ上げた」と、エギントン。

「それが全容だ。エンジニア達は最近のレースで得た教訓をすべてまとめあげ、それが上手く機能しているのだと思う。我々チームの理解が深まっていると感じられる」

「いくつかの疑問に答えを得て、マシンは結果としてより速くなっている」

 

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