レッドブル、角田裕毅の”感情コントロール”のため心理学者を手配「怒りがパフォーマンスに影響している」
レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコは、角田裕毅の激しい怒りをコントロールするために、心理学者を雇ったことを明かした。
レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコは、感情コントロールの面で”問題児”である角田裕毅(アルファタウリ)のため、心理学者を雇ったと明かした。
F1参戦2年目を迎えている角田。チームのパフォーマンスは相対的に昨年よりも苦しくなった一方で、定期的にピエール・ガスリーを上回るなど成長を見せている。だが、ドライビングや無線での暴言など、その攻撃的なスタイルは変わっていないようだ。
イギリスGPでは、チームメイトのピエール・ガスリーと接触する痛恨の同士討ちを演じ、タイムペナルティと2点のペナルティポイントを与えられた。レース後、角田はこのクラッシュの責任を認め謝罪している。
マルコは『Servus TV』の取材に対し、レッドブルが心理学者を雇い、”問題児”角田の激しい怒りを抑える手助けをしたことを明かした。
「我々は、心理学者のような人を雇って、彼と一緒に仕事をしてもらっている。というのも、彼はコーナーで暴言を吐き続け、それがパフォーマンスを阻害していたからだ」
マルコは、角田がマックス・フェルスタッペン(レッドブル)から学ぶべきだと主張した。フェルスタッペンは無線で同じように悪態をつくことがあるが、自分の感情をドライビングの妨げにすることはないのだという。
「我々は感情を抑えなければならない。マックスが冷静なのはありがたいけど、この点では角田は問題児だ。彼はラジオで爆発するんだ、信じられないだろうけどね……」
角田によると、今回の件はチーム内で話し合われており、今は両ドライバーがオーストリアGPに向けて前を向いているという。
「シルバーストーンのレースが終わってから、数日後にまたレースができることを嬉しく思っています」
そう角田はオーストリアGPを前にコメントした。
「スタート後の接触はどうしようもなかったですし、その後に残念ながらピエールとの事故もありました。チームとして話し合い、今は前に進んでいます」
近年、スポーツ心理学者やメンタルコーチに相談することの利点について口を開くF1ドライバーが増えており、メルセデスのジョージ・ラッセルやマクラーレンのランド・ノリスは特にこのスポーツが抱えるメンタルヘルスの課題について率直な意見を述べている。
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