レッドブル、サウジアラビアGPの裁定に納得できず「メルセデスと同じように扱われていない」

レッドブルのヘルムート・マルコは、F1サウジアラビアGPでの裁定をめぐり、レッドブルがスチュワードからメルセデスと同じ扱いを受けていないと不満を訴えた。

レッドブル、サウジアラビアGPの裁定に納得できず「メルセデスと同じように扱われていない」
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 F1第21戦サウジアラビアGPの決勝レースは赤旗が2度掲示された上、首位を争ったルイス・ハミルトン(メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が何度も衝突。物議を醸すレースとなった。

 レースを通じてふたりはホイール・トゥ・ホイールのバトルを展開。フェルスタッペンは2度、ターン1でランオフエリアに飛び出し、いずれもポジションを譲るようレースコントロールから求められた。また、コース外走行でアドバンテージを得たとして、5秒のタイム加算ペナルティを受けた。

 さらに、ポジションを譲ろうと減速したフェルスタッペンにハミルトンが追突した件では、レース後にフェルスタッペンに10秒のタイム加算ペナルティが出されている。

 この接触後、ペースが落ちたフェルスタッペンはハミルトンに逆転を許し、2位でレースを終えた。

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 一方で、ハミルトンもリスタートに向けてタイヤをウォームアップしている際、フェルスタッペンとの距離を10車身以上開いたように見える場面もあった他、フェルスタッペンを最終コーナーでコース外に押し出すような動きになったシーンもあった。

 レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、”並外れた”レースだったとしながらも、レッドブルとしては「満足していないし、裁定を受け入れていない」と述べた。

「我々のエンジニアは、マックスが常にコンスタントにブレーキをかけていたことを証明できるように準備している。彼はハミルトンにブレーキテストはしていない」

「その後、彼(ハミルトン)は我々のマシンに衝突した。不運にもリヤタイヤを2ヵ所カットしてしまった。それがあまりにもひどかったので、あれ以上は攻められなかった。スピードを落とさなければならなかった」

「それがひとつの問題だった。次は2度目のスタートで、ハミルトンが10車身以上遅れていた。これが理由で、(セバスチャン)ベッテルは(2010年)ハンガリーGPでペナルティを受けた。この動きにより、彼はスタート時のタイヤの準備をうまくやることができたんだ」

「その後、彼はマックスを押し出したが、それに対するリアクションはなかった。だから我々は同じように扱われていないと感じるんだ」

「ここでは、非常にワンサイドな傾向の判断がなされている」

 フェルスタッペンとハミルトンは、これでポイント数で並び最終戦アブダビGPを迎える。先にチェッカーを受けた方がチャンピオンという状況だが、勝利数ではフェルスタッペンが上回っている状態。仮に両者がポイントを獲得できなければ、フェルスタッペンがチャンピオンとなる。

 ハミルトンは、フェルスタッペンのドライビングアプローチが「限度を超えている」と述べたが、マルコはアブダビに向けてフェルスタッペンが何かを変える必要はないと考えている。

「彼がクールダウンしなければならない理由はないと思う」

「これはメルセデスとレッドブルの戦いであり、マックスとルイスの戦いでもある。シルバーストーンで起きたこと、ブダペストで起きたことを思い出してほしい。それを忘れてはいけない」

 
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