メルセデスとレッドブルの対立激化も、レースディレクターは”公平な対処”を強調

F1レースディレクターのマイケル・マシは、FIAは全てのリクエストを平等に扱っており、レッドブルを優遇したりはしていないと強調した。

メルセデスとレッドブルの対立激化も、レースディレクターは”公平な対処”を強調

 F1第19戦サンパウロGPでは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)のDRSが技術規則に違反していたとして、ハミルトンが予選結果から除外され、スプリント予選を最後尾からスタートした。

 この件に関して、メルセデスのトト・ウルフ代表は不満を露わにしていた。これまではマシンがパルクフェルメ下にあったとしても、パーツを修復する常識的な猶予が与えられてきたものの、今回はそれが与えられなかったというのだ。

 実際、ライバルのレッドブルはアメリカGPとメキシコGPでリヤウイングに損傷が見つかり、予選中にそれを修復することが許されていた。

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 だがF1レースディレクターのマイケル・マシは、レッドブルが優遇されているわけではなく、FIAのオペレーションに矛盾はないと述べた。

「ジョー(バウアー)がテクニカルデレゲートとしてレース前に送るレポートには、パルクフェルメの状況下で起こりうる修理や交換について明確に記載されている」

「そして、それは誰が読んでも分かるように明記されている。そういう意味では、通常時にもリクエストはあるが、スプリント予選を行なう週末はパルクフェルメになるのがより早く、より多くのリクエストがなされる」

「我々の視点では、全てのリクエストひとつひとつに目を通し、一貫して平等に扱っている」

「複数のイベントを通じてチームのシステムに問題があったと判断した場合には、その部分に恒久的な修正を加えるように求めるのだ」

「つまり、そこには様々な要素が含まれているということだ。だから、私は矛盾しているとは思っていない」

 マシは、チャンピオン争いが過熱する中、タイトルを争うチームやドライバーが”ありとあらゆる”ことをやる可能性があると認めた。

 サンパウロGPの決勝レースでは、ハミルトンとタイトルを争うマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の両者がバトルし、2台ともにコースオフした。この件でペナルティは出されなかったが、メルセデスは不服として再審請求を行なっている。

 また、フェルスタッペンはハミルトンの前で過剰なウィービングを行なったとして、警告を受けている。

 サンパウロGPは、コース内外でメルセデスとレッドブルの対立が激化したレースとなったが、マシは自分とスチュワードは全ての人を同じように扱うと強調した。

「あのバトルはレースのリードだけではなく、チャンピオンをかけた非常にタイトで激しい争いだった」

「この週末、両チームの間で見られたすべてのことが、この状況に拍車をかけていると思う」

「熾烈なチャンピオン争いをしていると、ドライバーもチームも、勝つためには自分たちの立場で可能な限りのことをしようとするものだ」

「すべての競技者、すべてのドライバーは、常に平等かつ公平に扱われる。もちろん、ペナルティを受ける側になれば、誰もが不当な扱いを受けたと感じると思う。それが私たちの役割の一部なのだ」

 
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