マゼピン、ほろ苦デビューとなった開幕戦に落胆隠せず「完全に僕のミス。チームに申し訳ない」
ハースのニキータ・マゼピンは、1周目のスピンでリタイアとなったデビューレースのバーレーンGPの結果について「自分自身に腹を立てている」と語った。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
今季ハースからF1デビューを果たしたニキータ・マゼピンにとって、その初戦となるバーレーンGPはほろ苦い結果に終わった。19番グリッドからスタートしたマゼピンは、スタート直後にチームメイトのミック・シューマッハーとポジションを争った後、ターン2の出口でコントロールを失った。
マゼピンのマシンはスピンしながらターン3左側のウォールにヒット。約1kmほどしか走行できないままF1デビューレースを終える形となってしまった。
マゼピンはクラッシュの全責任が自分にあることを認めた上で、チームに大変申し訳ないとコメントした。
「タイヤが冷えていたのに、縁石に乗った後にスロットルを開けすぎてしまってスピンした。完全に僕のミスだよ」
「もっと良い結果を残せたはずだから、チームには本当に申し訳ない。自分自身に腹が立つよ」
「ミックがとても近かったので、接触しないように気を付けていたら縁石に乗ってしまい、その時にスロットルを開けすぎてコントロールを失った。そこからはもう挽回することができなかった」
マゼピンはまた、この“最悪の1日”が自分のF1キャリアにおいて新たな学びの機会になることを願っていると続けた。
「最初の週末というものは、常にたくさんのことが学べるし、それは間違いなくポジティブに受け取っている」
「ちょっと妙に聞こえるかもしれないけど、レースウィークエンド全体が大きな学びの機会なんだ。多くのことを吸収したけど、最悪の1日でもあった」
チーム代表のギュンター・シュタイナーは、デビュー戦を終えたマゼピンに対して“頭を上げる”ように声をかけたというが、その一方でシューマッハーのパフォーマンスには満足していると語った。
「ああ、彼はかなり落ち込んでいたよ」とシュタイナー。
「私はただ、彼に『頭を上げて前を向け』と伝えた」
「理想的なレースではなかったが、起こってしまったことはしょうがないし、彼は自分を酷く責め立てている。しかし彼はまたレースに向けての準備ができているので、我々も背中を押したんだ」
「その一方で、ミックは良くやった。そういう意味では、少なくとも我々の達成したかったことの半分は達成できたと思っている」
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