マクラーレン、発表した『MCL36』は”実車”!「バルセロナのテストに持ち込むのはこのクルマ」
マクラーレンは、2月11日に2022年シーズンを戦うニューマシン『MCL36』を発表したが、発表したのはショーカーではなく、テストに持ち込む実車だという。
写真:: motosport.com
マクラーレンは、2月11日にライブイベントを実施し、2022年を戦う新車『MCL36』を発表した。チームによると、これはテストに持ち込む実車だという。
ライバーのランド・ノリスとダニエル・リカルドが登場し、ライブイベントでMCL36を発表したマクラーレン。新車を発表したのは4チーム目だが、実車を公開したのは2月10日にAMR22を発表し、11日にシルバーストンでシェイクダウンを実施したアストンマーチンに次ぐ2チーム目となる。
ハースの『VF-22』はレンダリング画像のみの公開。レッドブルはショーカーに今年仕様のカラーリングを施しており、RB18の詳細をできる限り隠すことを選んだ。
これまで公開された2022年型マシンのうち、MCL36はリヤのボディワークに関して、3つ目のアプローチを示したと言えるかもしれない。
あくまでレンダリング画像だが、ハースはVF-22のボディワークをきつく絞り、フロア上面をできるだけ多く露出させているのに対し、アストンマーチンのAMR22はサイドポンツーンを後方まで伸ばすアプローチを取っている。
MCL36はその中間のようなアプローチをしているようだ。というのも、エンジンカウルはそれほどタイトにパッケージングされていないように見える。
AMR22のエンジンカウルは一部が膨らんでいる。これは昨年もメルセデス製パワーユニットを搭載するマシンに見られた特徴であり、プレナムチャンバーに沿ってボディカウルが膨らんでいた。MCL36にはこうした特徴が見られないのだ。
マクラーレンCEOのザク・ブラウンは発表に際し、次のように語った。
「アンドレアス・ザイドル(チーム代表)の指揮のもと、我々のF1チームは毎年素晴らしい進歩を続けており、この新しいレギュレーションが導入された新時代のF1はチームにとって真のチャンスとなる」
「ランドとダニエルがMCL36のステアリングを握り、今シーズンを戦うのを見るのが楽しみだ」
「ランドは2021年に大きな進歩を遂げ、表彰台を4度獲得し、ダニエルはモンツァでセンセーショナルな勝利を収め、勝つことがどんな感覚なのかをチームに思い起こさせてくれた」
「2022年に向けては、その進歩に加え、上位チームとの差をさらに縮めたいと考えている」
チームのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは、「実車を発表できたことを誇りに思う」と語った。
「なぜなら、それが完全にそう(実車)だからだ。バルセロナに持ち込むのはこのクルマだ。もちろん、言うまでもない理由で一部を隠しているし、デリケートなエリアもあるが、それらはクルマを走らせた時に明らかになるだろう」
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