マクラーレンF1、強豪復活の鍵は「ふたりの速いドライバー」バーレーンGPで前進を実感
マクラーレンのアンドレアス・ザイドル代表は、チーム復活の鍵はふたりの強力なドライバーの存在であり、それが2021年に向けてダニエル・リカルドを獲得する決定を後押ししたと認めた。
Lando Norris, McLaren MCL35M Daniel Ricciardo, McLaren MCL35M
Mark Sutton / Motorsport Images
チーム代表のアンドレアス・ザイドルとテクニカルディレクターのジェームス・キー体制の下、強豪チーム復活に向けパフォーマンスを上げてきつつあるマクラーレン。昨年はランド・ノリスとカルロス・サインツJr.が速さを見せ、コンストラクターズランキング3位を獲得した。
2021年はサインツJr.がフェラーリに移籍。チームは強力なドライバーラインアップを維持すべく、ルノーからダニエル・リカルドを獲得した。
リカルドとノリスは、開幕戦のバーレーンGPでそれぞれ6番グリッドと7番グリッドからスタート。決勝はノリスが4位、リカルドが7位となり、合計18ポイントを獲得。マクラーレンはメルセデスやレッドブルに次ぎ、コンストラクターズランキング3番手につけている。
ザイドルはマクラーレンの復活と、本質的により速いマシンを持つチームと戦うためには、ふたりのドライバーが中団争いの先頭を走り、安定してポイントを獲得することが重要だと説明。リカルドを起用した理由もそこにあると語った。
「想像できると思うが、ダニエルを獲得するという決断をした時、私にとって重要だったのは今年も非常に強力なドライバーラインアップを確保することだった」
ザイドルはバーレーンGPの予選後にそう話した。
「過去2年間、コンストラクターズ選手権でポジションを確保するためには、常にふたりのドライバーが多くのポイントを獲得する準備を整えておくことが鍵となっていた」
「これまでのところ、ふたりの活躍にはとても満足している。今回も非常に強力なドライバーが揃っているのは素晴らしいことだと思う。2台がQ3に進出することができたが、ふたりは常に非常に接近していた」
リカルドがレースで順位を落としたのは、序盤にピエール・ガスリー(アルファタウリ)と接触し、フロアを損傷した影響が大きい。一方、ノリスは4位までポジションアップ。ザイドルはノリスがこのレースで、ドライバーとして”次のステップ”に進んだと称賛した。
開幕戦でのチームのパフォーマンスについて、ザイドルは「チームはこの週末に成し遂げたことに満足している。なぜなら、冬の間にみんなが行なったハードワークが報われたからだ」とコメントしている。
ザイドルは、予選でポールポジションを獲得したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)との差が0.9秒以内になったことが励みになったという。2020年11月末に行なわれた昨年のバーレーンGPでは、ポールポジションとのタイム差が1.2秒以上あったことを考えると、差がかなり縮まっているからだ。
「ポールポジションとの差は、前回バーレーンに来た時に比べて小さくなっていた。これは、チームとして一歩を前進し、正しい方向に向かっていることを示す励みになる」
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