マクラーレン、ガルフオイルとのパートナーシップを今季限りで終了。2021年モナコGPの特別カラーリングで話題に
マクラーレンは、ガルフオイルとの契約が今年限りで終了するが、2023年以降はパートナーシップを継続しない運びとなった。

マクラーレンとのパートナーシップにより、その印象的なカラーリングで話題を作ってきたガルフオイル。しかし両者の関係は今季限りで終了するようだ。
マクラーレンは2020年、古くから繋がりのあるガルフとのパートナーシップを復活。同年のイギリスGPからガルフの象徴的なスポンサーロゴが掲出された。
そして2021年のモナコGPでは、水色とオレンジの“ガルフカラー”をまとった特別カラーリングを採用。このコラボレーションは成功を収め、ファンからも非常に好評であった。
しかし2年間のパートナーシップを経て、マクラーレンとガルフはその契約を延長しないことを決定した。
マクラーレンのCEOであるザク・ブラウンは次のように述べている。
「ガルフとの長期に渡る関係は、マクラーレン・レーシングの歴史を通してフィーチャーされてきた」
「2021年のモナコでのカラーリングをはじめ、我々は共に印象に残る瞬間を共有してきた。今回の一件はパートナーシップの自然な終着点のように感じられるが、以前と同じように旧友を迎え入れる余地は常にある」
またガルフオイルのCEOであるマイク・ジョーンズも次のようにコメントを残した。
「我々はマクラーレンとの歴史的なパートナーシップの中で成し遂げてきたことを誇りに思っている」
「モナコでの特別カラーリング、そして特注グッズの完売など、我々は素晴らしい瞬間を共にしてきたが、我々にとってはファンの情熱に触れられたことが何よりの見返りであり、彼らを中心に考えてあらゆる行動をしてきた」
「我々が作った素晴らしい思い出たちを振り返ると共に、将来何が待ち受けているのかワクワクしている」
マクラーレンとガルフが最初に手を組んだのは1968年。1973年までF1やスポーツカーレースのCan-Amで成功を共にした。
ガルフのロゴを一躍象徴的なものとしたのは、1971年に公開された映画『栄光のル・マン』で、スティーブ・マックイーンが乗るポルシェはガルフのスポンサードを受けていた。
その後はル・マン24時間レースで数々の成功を収め、1990年代には再びマクラーレンとタッグ。ガルフ・マクラーレンF1 GTRは1997年のル・マンのGTクラスで優勝するなど当時のスポーツカーレースを席巻した。
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