F1 メキシコGP

メキシコGP、勝利を分けたターン1。メルセデス「信じられないほど早く3ワイドになってしまった」

F1メキシコGPのスタート直後にマックス・フェルスタッペンに逆転を許してしまったメルセデス。想定よりも早く、ターン1に向けて3ワイドになってしまったと語った。

Luke Smith

Luke Smith

編集: 2021/11/11 22:18

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Max Verstappen, Red Bull Racing RB16B, leads Lewis Hamilton, Mercedes W12, Valtteri Bottas, Mercedes W12, Daniel Ricciardo, McLaren MCL35M, Sergio Perez, Red Bull Racing RB16B, and the rest of the field at the start

 F1メキシコGPの予選で下馬評を覆し、フロントロウを独占したメルセデス。しかしターン1でトップに立ったのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だった。

 3番グリッドからスタートしたフェルスタッペンは、ポールポジションを獲得したバルテリ・ボッタスの左側のスペースにマシンを滑り込ませると、ターン1に向けてブレーキングを遅らせ、メルセデスの2台を大外刈りする形でオーバーテイクし、トップに立った。

 その後は全く危なげなくトップを快走したフェルスタッペンが優勝。何としてもフェルスタッペンを抑え、タイトル争いを優位に進めたかったメルセデスにとっては、悔しい結果となった。

 2位でレースを終えたルイス・ハミルトン(メルセデス)はレース後、ボッタスがフェルスタッペンに対して「ドアを開けていた」と指摘。フェルスタッペン自身は「ギリギリのオーバーテイクだった」と振り返った。

Read Also:

 メルセデスの戦略ディレクターであるジェームス・ボウルズは、ターン1までの距離が長いメキシコでは、ターン1に向けた戦略を練ることが重要だったと説明。ボッタスがグリッドポジションの優位性を生かして、ハミルトンを後ろのフェルスタッペンから守るための牽引役を務めるはずだったと語った。

「ターン1への戦略とアプローチは非常に単純なものだった」

「バルテリはスタートが良ければ、ルイスにトウを使わせることで、フェルスタッペンの脅威を確実にカバーすることができたはずだ」

「しかし結果的には、バルテリはフェルスタッペンやルイスよりも若干スタートが悪かった。大きな差がついたわけではなく、4メートルほどだったが、ルイスが後ろにつけないほどだった」

「さらに、フェルスタッペンのスタートが良かったことで、あっという間にバルテリの横に並んでしまった。その結果、信じられないほど早く3ワイドになってしまった」

 3台が横並びになったことで、フェルスタッペンはターン1に向けて最適なラインを走ることができた。一方、ボッタスとハミルトンはレーシングラインから外れてしまったのだ。

 しかしボウルズは、それだけがフェルスタッペンがトップに浮上した理由ではないと指摘。フェルスタッペンがブレーキングで攻めたからこそ、オーバーテイクを許してしまったと分析した。

「それでも、ブレーキングのところでの差はほんの数メートルだったはずだ。みなさんが目の当たりにしたような差ではなかったはずだ」

「最終的には、ドライバーたちは自分がやれると思ったところでブレーキを踏むんだ。フェルスタッペンのコメントを見れば、彼がベストを尽くしていたことは明らかで、それが功を奏したんだ」

「その結果、我々は負けてしまった。さらに、他のマシンがロックしていたのも見えた。リカルド(ダニエル・リカルド/マクラーレン)もその一人だったが、その後、接触が起こってバルテリがスピンし、隊列の後ろに押しやられてしまった」

 ボウルズは、レッドブルがレースでメルセデスよりも「はるかに良いマシン」を持っていたと認めながらも、チームがアドバンテージを維持していれば、もっと戦略的な選択肢があったのではないかと感じている。

「もし、我々が逃げて1-2体制になっていたら、レース中ずっとレッドブルを相手に防御することができたと思う」

「逆に我々がトップでも、2-3番手をレッドブルが占めていたら、レースをリードし続けることは非常に困難だったと思う」

「彼らはピットストップを1台は早めに、もう1台は遅くすることが出来た。我々は最終的に妥協することになっていただろう」

「スタートで起きたことを踏まえると、ルイスの2位という結果は、パフォーマンスに基づいた正しい結果だ。それを維持できたことを嬉しく思う」

「レース中はずっと防御的な戦略をとっていた。もちろん、バルテリの場合はふさわしい結果を得ることができなかった。ターン1でスピンしていなければ、最悪でも4位、現実的には3位を獲得していたはずなんだ……」

 

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 ガスリー、2022年用マシンの”視界の問題”を指摘「コーナリング時のマシンの位置取りが困難になる」

次の記事 マックス・フェルスタッペン、タイトルを獲得すれば”カーナンバー1”を使うと宣言「絶対そうする」

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Luke Smith



没後30年。アイルトン・セナとホンダの”絆”を、マネージャーの言葉で振り返る「彼はホンダに対して誠実だった」

F1

F1 2024/05/01

没後30年。アイルトン・セナとホンダの”絆”を、マネージャーの言葉で振り返る「彼はホンダに対して誠実だった」



”要求の厳しい”アロンソ。投資進むアストンマーチンF1を成長させるための絶好の配役

F1

F1

Aston Martin Silverstone Shakedown

2023/02/20

”要求の厳しい”アロンソ。投資進むアストンマーチンF1を成長させるための絶好の配役



ハミルトン、ハリウッドF1映画のプロデューサーとして演者オーディションに参加。ブラッド・ピットの共演者は多様性重視

F1

F1 2023/02/19

ハミルトン、ハリウッドF1映画のプロデューサーとして演者オーディションに参加。ブラッド・ピットの共演者は多様性重視

More from

ルイス ハミルトン



フェラーリとの契約更新前、他チームとも交渉していたルクレール。“21世紀のジル・ビルヌーブ”には跳ね馬残留が最適解なのか?

F1

F1

アゼルバイジャンGP

1 日前

フェラーリとの契約更新前、他チームとも交渉していたルクレール。“21世紀のジル・ビルヌーブ”には跳ね馬残留が最適解なのか?



フェラーリが最速のシャシーだったのは過去の話? ハミルトン「僕たちが2番手ではないのは間違いない」

F1

F1

アゼルバイジャンGP

3 日前

フェラーリが最速のシャシーだったのは過去の話? ハミルトン「僕たちが2番手ではないのは間違いない」



予選6番手に終わったハミルトン。直線長いバクーでトウを得られず最悪のQ3に「結局は前に誰かがいるかどうか、それだけだ」

F1

F1

アゼルバイジャンGP

5 日前

予選6番手に終わったハミルトン。直線長いバクーでトウを得られず最悪のQ3に「結局は前に誰かがいるかどうか、それだけだ」

More from

メルセデス



メルセデス、ラッセルの復調で慎重に?「どちらかのドライバーを優遇しないよう戦略判断を見極めなければ」

F1

F1

バーレーンGP

17 時間前

メルセデス、ラッセルの復調で慎重に?「どちらかのドライバーを優遇しないよう戦略判断を見極めなければ」



”若き天才”同士のリスペクト。アントネッリ、フェルスタッペンからの学び「彼のすぐ近くで走っていると、分かることがある」

F1

F1

アゼルバイジャンGP

21 時間前

”若き天才”同士のリスペクト。アントネッリ、フェルスタッペンからの学び「彼のすぐ近くで走っていると、分かることがある」



同じPUなのになぜ? メルセデスとマクラーレンのストレートスピードが段違いだった理由

F1

F1

アゼルバイジャンGP

1 日前

同じPUなのになぜ? メルセデスとマクラーレンのストレートスピードが段違いだった理由

最新ニュース



トヨタ、ハース離脱のエステバン・オコンのWEC起用を否定「現ラインアップの調和を損ないたくない」

WEC

WEC WEC

Fuji

9 時間前

トヨタ、ハース離脱のエステバン・オコンのWEC起用を否定「現ラインアップの調和を損ないたくない」



マルケス、オーストリアで一見不機嫌だったのは「体力節約のため」日本以降全コース攻めの姿勢

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

9 時間前

マルケス、オーストリアで一見不機嫌だったのは「体力節約のため」日本以降全コース攻めの姿勢



LCRのザルコ&モレイラ、日本のスポンサー訪問し激励受ける「トップ5が目標」「週末を楽しみたい」

MotoGP

MGP MotoGP

日本GP

10 時間前

LCRのザルコ&モレイラ、日本のスポンサー訪問し激励受ける「トップ5が目標」「週末を楽しみたい」



ブリヂストン、新時代迎えるフォーミュラEで使用するタイヤをローマで初公開

フォーミュラE

FE フォーミュラE 10 時間前

ブリヂストン、新時代迎えるフォーミュラEで使用するタイヤをローマで初公開

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録