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メルセデス、混乱のピットストップで勝利逃す。「もっと早く気付けたはず」とウルフ代表

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メルセデス、混乱のピットストップで勝利逃す。「もっと早く気付けたはず」とウルフ代表
執筆:
, Grand prix editor

メルセデスは、F1第8戦イタリアGPでルイス・ハミルトンがペナルティを受ける原因となったピットストップについて説明した。

 メルセデスにとって、F1第8戦イタリアGPは悔しいレースとなった。ルイス・ハミルトンが10秒以上後続を離す独走の展開となっていたが、ピットレーン閉鎖中にピットストップを実施したことで10秒のストップ&ゴーペナルティを受けてしまい、後方から追い上げたものの7位でレースを終えた。

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 18周目、ハースのケビン・マグヌッセンがピットレーン入り口付近でマシンを止めたことで、レース展開は大きく変わった。これによりセーフティカー(SC)が出動した。

 この時点で、上位のマシンは軒並みピットインを済ませておらず、各車がピットに雪崩込んでくるかと思われた。しかし、マグヌッセンのマシンを安全に回収できるよう、SC導入から11秒後にピットレーンがクローズされた。

 ハミルトンとアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)は、ピットレーンが閉鎖されたというシグナルを見逃し、ピットに入ってしまった。後に彼らはスチュワードの審議対象となり、10秒のストップ&ゴーペナルティを科された。

 SCが解除された後、すぐにシャルル・ルクレール(フェラーリ)がクラッシュし、レースは赤旗中断。ハミルトンは首位でレース再開を迎えたが、ペナルティを消化したことで集団から25秒以上も後方から追い上げることになった。

 猛プッシュを続けたハミルトンは、7位まで挽回。ファステストラップのボーナスポイントも獲得したが、勝てたはずのレースを落とすことになった。

 メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、ピットウォールからはピットレーン閉鎖を示すボードが見えなかったこと、ピット入り口には赤信号がなかったと説明した。

「奇妙な出来事の連続だったが、我々はもっと早く気付けたはずだ」

 そうウルフは語った。

「行なわれた決定は非常に珍しいものだったが、それらは完全にルールの範囲内だった」

「ハースの1台がピット入り口に近いところ、パラボリカのイン側に止まっていた。そこではシングルイエローが出されていたが、その後にSCが出された」

「SCが出されると、ピットレーン入り口は赤(閉鎖)になったが、正確には赤ではなくアウト側にイエロークロスの表示がふたつ出されていた」

「ピットレーンに(ハミルトンが)入ってくる時、ストラテジストのひとりがラジオで叫んでいた。我々は混乱していたんだ」

「我々にはサインが見えなかった。それが、ルイスのレースを台無しにした一連の出来事だ。ハッピーではないが、受け止めなくてはいけない」

 レース後、ハミルトンはピットレーンクローズを示すイエロークロスの表示を見落としたことを認め、ミスを受け入れた。

「正直なところ、それらのボードは見ていなかった。だから僕の責任だ」

 そうハミルトンは話した。

「それは僕が学ぶことだ。集団の最後尾のマシンから26秒も離されたことを考えると、7位とファステストラップを獲得したのは素晴らしいことだ」

「マックス(フェルスタッペン)はリタイアし、ポイントを獲得できなかった。だから今日は大きな損失にはならない」

 ウルフは、メルセデスがピットレーンが閉鎖されていることを確認することができた唯一の方法は、FIAのタイミング情報の4ページ目を見ることだったと説明した。

「ピットウォールからは、イエロークロスが見えない。ドライバーがそれを見つけられなければ、ピットレーン閉鎖を確認できる唯一の方法は、FIAのコミュニケーションシステムの4ページ目を見ることだった」

「SCが出ている時、誰もそれを見ていない。ドライバーはピットに入ろうとしていて、全てがピットストップに集中している」

「残念なことに、ピットレーンをクローズするという判断は非常に珍しいものだったと言える」

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この記事について

シリーズ F1
イベント イタリアGP
チーム メルセデス
執筆者 Luke Smith