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メルセデス、最後尾スタートのハミルトン“犠牲”に予選スリップ利用は無し? ハイリスク懸念

メルセデスF1はイタリアGPでルイス・ハミルトンがグリッド降格ペナルティを受けるため、チームメイトをスリップストリームで援助する可能性が考えられるが、ジョージ・ラッセルによるとその戦術は採られない可能性が高い。

George Russell, Mercedes W13

写真:: Zak Mauger / Motorsport Images

 メルセデスF1のジョージ・ラッセルは、第16戦イタリアGPの予選でチームメイトのルイス・ハミルトンと協力しスリップストリームを使った“ハイリスク・ハイリターン”な戦術を使うことはないと考えている。

 イタリアGPではパワーユニット(PU)交換によるグリッド降格ペナルティが多数発生しているが、ハミルトンもその対象のひとりとなっている。ベルギーGPで発生した接触によるダメージの影響だ。

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 そして、ハミルトンがグリッド最後尾までの降格ペナルティ受けていることで、メルセデスには予選であるチャンスが生まれる。ハミルトンの予選結果をあまり気にしなくていいため、自身の予選を犠牲にチームメイトにスリップストリーム(トウ)を与えることができるのだ。

 今戦の舞台であるモンツァ・サーキットは、カレンダーでも屈指の高速サーキット。そのためスリップストリームの効果も大きく、コンマ数秒を縮められる可能性がある。

 しかし、ラッセルはそういったスリップストリームを使う戦略に伴うリスクを考えると、採用は見送るだろうと語っている。

「ちゃんとできれば、(スリップストリーム作戦は)間違いなく効果を発揮する」

 ラッセルはそう語る。

「でもその戦略は、ハイリスク・ハイリターンなんだ。そういったものは、僕らがあまり重視していないことでもある」

「予選はクルマやタイヤについて多くの学びがある時間でもある。僕らは今年、明らかに予選で苦戦してきているんだ。だから、今は普通にこのセッションを過ごすと思うよ」

Lewis Hamilton, Mercedes W13

Lewis Hamilton, Mercedes W13

Photo by: Glenn Dunbar / Motorsport Images

 なおハミルトンは自身が先行してコースに出ることで、ラッセルは十分に恩恵を受け取ることができるだろうとも語っている。

「今週末はジョージが(出走順を)選ぶ番なんだ。だから、多分彼は僕の後ろで出ていくことを選ぶだろう」と、ハミルトンは言う。

「だから僕が普通に走るだけで、彼はトウを得ることができると思う」

 メルセデス勢は初日のFP1でフェラーリ勢の後ろ3〜4番手につけたものの、FP2ではペースが落ち、ラッセルが5番手、ハミルトンが7番手となった。そうした状況で、彼らはモンツァでは最高の状態にあるわけではないという見解を示している。

 ラッセルはフリー走行を振り返り、次のように語った。

「ちょっと奇妙な1日だった。FP1ではかなり強さがあるようだった。でも(FP2で)フェラーリやレッドブルは、僕らに比べて一歩前進したようだった。それか、僕らが後退していたのかもしれない。FP2ではマクラーレンにも後れをとっていたからね。初日の内容を理解するために、今夜は作業が必要になるだろう」

 そしてハミルトンは「僕らがより遅くなったか、彼らがもっと速くなったかだ。全力を出していたけど、特に速いとは感じないんだ」と語っている。

 メルセデスの苦戦の原因のひとつには、彼らのエネルギーデプロイメント特性があると見られている。ストレートでのパワーブーストを、早くに使い切ってしまうのだ。

 ラッセルはこの特性により、フェラーリとの争いで不利になってしまう可能性を認めている。

「ちょっとデプロイメントが足りていないんだ」とラッセルは言う。

「ウチはレッドブルと似ていているけど、フェラーリはデプロイメントの面で優位に立っているように思える」

「だからその点が、レースシナリオではより物事を難しくするかもしれない。彼らは”連コイン”を持っているんだからね。そういったところは、僕らが対処しなくちゃならないところだろう」

 
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