F1マイアミGP、2023年の開催に向け路面再舗装へ。ホスピタリティエリアの移設など体験改善に向けたアップグレード実施
2022年に初開催されたばかりのマイアミGPだが、彼らはイベントのさらなる改善を目指したパドックエリアの改修や路面再舗装など、アップグレードの計画を明らかにした。
2022年に初開催を迎えたF1マイアミGP。多数の観客を集めたこのグランプリだったが、主催者側は更にイベントを改善するための、路面再舗装を含む様々なアップグレード計画を発表した。
明かされた改修計画における大きな変更点のひとつが、F1チームのホスピタリティエリアを、昨年のようにサッカー場外に配置するのではなく、サッカー場内に移動させることだ。また、レースウィークエンドに合わせて、パドッククラブのホスピタリティエリアも、3階建て約17000平米という巨大なものが新設される予定だ。
そして新たにファン向けにはその内部のパドックを観覧できる、ユニークなチケットも売り出されることになる。
■ティルケ社と協力でサーキット改善へ
Miami GP new Paddock Club rendering
Photo by: Miami GP
2022年のマイアミGPでは、その路面について不満も噴出していた。そのため彼らはサーキット設計で著名なティルケ社と契約を結び、2023年のレースに向けて新しいアスファルトを敷設することになった。
マイアミGPのマネージングパートナーであるトム・ガーフィンケルは新しい舗装がレースでさらにオーバーテイクを増加させる役に立つだろうと考えている。
「昨年のレーストラックと同じもので今年戻ってくることもできただろう」と、彼は語る。
「我々の設定した目標は、素晴らしいレースにすること、そして多くのオーバーテイクがあること、サイドバイサイドのレースになることだった」
「昨年のトラックでは、オーバーテイクの可能性があるはずの場所で、そのためのラインがひとつになってしまっている場所があった。だから、我々はそういった点で満足していなかったんだ」
「より良いレースができる場所にするため、我々は投資を推し進め路面の再舗装を行なうことにした。チーム、そしてドライバーから聞くに昨年のレースは十分に良いものだったが、我々はできる限り良いモノにしたいんだ」
なお昨年のレース後には、タイトなシケイン周辺を中心にコースレイアウトを改善できないかといった議論も起こっていたが、レイアウト変更は今のところ行なわれないことが決まっている。
コースレイアウトの変更について、ガーフィンケルはmotorsport.comに次のように語った。
Miami GP Team Village
Photo by: Miami GP
「シケインエリアは安全上の理由から、ああした形になったんだ」
「我々も全てのチーム代表、ドライバー、そしてF1とFIAと話し合った。シケインについては様々な意見があったよ。一部のドライバーは気に入っていたし、一部は気に入らなかった。そして、グリッド全体から同様のフィードバックがあった」
「我々はF1とFIA、そしてティルケと共に、今は変更を加えないことに決めた。少し勾配をならすことも考えた。最終決定のための検討を行なっているが現時点では同じままだ」
なおランオフエリアに関しては、いくつか変更が計画されている。これはホスピタリティエリアをよりコースに近づけるためのものとなっており、レイアウトに変更はない。
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