スズキMotoGPタイトルに貢献のブリビオ代表、アルピーヌF1に電撃移籍か?
スズキのMotoGPタイトルに貢献したダビデ・ブリビオが、ルノーF1改めアルピーヌF1に移籍する可能性があるようだ。
写真:: Gold and Goose / Motorsport Images
MotoGPでスズキのチームマネージャーを務め、2020年はライダーズタイトルとチームタイトルの獲得に貢献したダビデ・ブリビオ。現在公式な発表こそないものの、彼は2021年にアルピーヌF1チームへと移籍するのではないかと噂されている。
アルピーヌF1チームは、2020年までのルノーF1チームが名称を変更する形で誕生。2021年はフェルナンド・アロンソとエステバン・オコンを擁する。情報筋によると、ブリビオはそのアルピーヌで上級職に就く可能性があるようだ。
アルピーヌは現在、マネジメント体制を再構築するのではないかとの憶測が広がっている。チーム代表を務めるシリル・アビテブールがアルピーヌの上級職に就き、アビテブールの後任にはエグゼクティブ・ディレクターのマルチン・ブコウスキーが就任。そしてブリビオがCEOのような役割を担い、より広範囲なオペレーションを監督する……そんなシナリオが予想されている。
なお、ルノーはmotorsport.comの取材に対し、インフラ構造の再編の可能性についてはノーコメントを貫いている。
ルノーの現CEOであるルカ・デ・メオはルノーグループの再活性化を目指しており、アルピーヌF1を後押ししている。ルノーF1からの名称変更計画を承認したのも彼だ。
そんなデ・メオにアルピーヌを任されているアビテブールだが、彼は以前に自身の将来について、アルピーヌのために最善を尽くすことに集中しており、2020年末までF1チームの代表として残ることだけは確実だと発言。現在の職に長期的に留まると保証されていないことを示唆した。
「それは私が始めたミッションだ。今後数週間で着手するものだろう」とアビテブールは語った。
「そのミッションによって得られるものの中には、チーム構造に関するオファーも含まれるだろうが、ここではそれについてコメントしたくない。私が言えることは、そのミッションの中で今年の終わりまでチーム代表としての役割に全力を注ぐということだ」
またデ・メオは昨年のイタリアGPの際、誰がアルピーヌの責任者となっても全力を注ぐことが重要だとして、組織再編の可能性をほのめかしていた。
「我々は指揮系統をシンプルにする必要がある」とデ・メオ。
「我々は他の部分にも責任を持たないといけない」
「ひとつはディーラーのネットワークを広げること、そしてもうひとつはF1チームを運営していくことだ。だからそれをまとめてくれるような人間が必要なのだ」
「ただこれは信じてほしい。我々はそのあたりの構造を整えることができる。我々は他のブランドで同じようなことをしているし、シリルはその中の一部だ」
MotoGPに携わってきたブリビオがF1界へと移るとなると、少々意外な人事にも感じられるが、ブリビオはヤマハ時代、デ・メオと共に仕事をしたことがある。
1990年にヤマハでキャリアをスタートさせたブリビオは、スーパーバイク世界選手権を経てMotoGP部門に異動し、2010年までチームマネージャーを務めた。2007年から2010年にかけてヤマハのファクトリーチームはフィアットがスポンサーを務めていたが、そのフィアットでチーフ・マーケティング・オフィサーを務めていたのがデ・メオだ。
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