F1 オランダGP
F1オランダGP、バンク+DRSの効果は? 主催者側は「ドライバーがヒヤッとするシーンも増えるはず」
F1オランダGPのオーガナイザーであるヤン・ラマースは、ザントフールトの最終コーナーでDRSを使った場合、ドライバーたちは肝を冷やすことになるかもしれないと語った。

Jonathan Noble
編集: 2022/09/02 3:10
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F1は、今週末に開催されるオランダGPで、バンクのついた最終コーナーでのDRSを試験的に解禁するが、オランダGPのオーガナイザーであり元F1ドライバーのヤン・ラマースは、ドライバーたちが決して気楽に走れるようにはならないと示唆した。
昨年、1985年以来のF1開催を実現したザントフールト。それに合わせ、コースの大改修も行なわれ、最終コーナーはバンク化。DRSを併用してメインストレートでの追い抜きを促進する予定だった。
ただ初年度は安全への懸念から、DRSの使用は最終コーナーを抜けた後とされた。ただ2021年のオランダGPはオーバーテイクが少なく、FIAはこの件について再検討。サーキットの性質と2022年型マシンの特性に対する理解が深まったことから、金曜日のフリー走行で、最終コーナーでDRSを使っても問題ないかどうかを検証することになった。
オランダGPのスポーティング・ディレクターであるヤン・ラマースは、バンクのメインパートではウィングを開けて走ることに問題はないが、出口で坂を下るような形になるため、特に注意が必要だと考えているようだ。
Max Verstappen, Red Bull Racing
Photo by: Essay Produkties - Chris Schotanus
オランダGPのタイトルスポンサーであるハイネケンのプレビューイベントで、ラマースはmotorsport.comに対し、ドライバーは気を抜けない状況にはなるが、オーバーテイクは増えるだろうと予想した。
「今年はコーナーに注目が集まるだろう。DRSが開いていて、時速20kmの上乗せがあれば、ターザン(ターン1)のブレーキングで多くのチャンスが生まれる」
バンクでのマシンの挙動について、ラマースは次のように語った。
「18度のバンクから抜ける時は、比較的簡単だ」
「でもストレートに戻ってきて、少しバンプのある坂を下るとき、昨年は簡単に全開で走れていたけれど、今は確実に注意が必要だ。以前より、ハラハラする瞬間が見られると思う」
ラマースは昨年のレースを踏まえ、オランダGPではそれなりにバトルが展開されると確信している。
「昨年は、特にサポートイベントの話だが、多くのオーバーテイクがあった」と彼は言う。
「F1でも予想されていたよりも多くのオーバーテイクがされた。1周目は(フェルナンド)アロンソと(アントニオ)ジョビナッツィが芝生の上に乗っていたりしたからね」
「ターン3では、多くのスペクタクルが生まれた。ターン7に向かう丘の上でサイド・バイ・サイドになるため、バトルが起きるんだ」
「今はDRSやタイヤの違いなど、様々な要素でオーバーテイクが行なわれる。でも、1970年代や1980年代のようなやり方ではないんだ」
今回の試みはドライバーにも好意的に受け取られているようで、マクラーレンのランド・ノリスはDRSゾーンとバンクによるブーストがあれば、もっと良いレースができるようになると考えているようだ。
「もちろんDRSを使うのは、早ければ早いほどいいんだ」
「でも(バンクのあるコーナーで)キャリーできるスピードや、加速で得られるスピードは想像よりもずっと大きいんだ」
「最初の数周は、これが限界だと思うけど、周回を重ねるごとにどんどん速くなっていくので、とても楽しいんだ」
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