F1 スペインGP

「ウイリアムズが“最遅”なのが暴露された」アルボン、マシンアップデート心待ちに

ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは、F1スペインGPでパーマネントサーキットに戻ってきたことで、ウイリアムズがライバルに後れをとっていることが暴露されてしまったと語っている。

Alex Albon, Williams FW45

 アレクサンダー・アルボンは、2023年のウイリアムズが他のライバル達に比べて劣っていることがF1スペインGPで明らかになったと考えている。

 アルボンは第8戦スペインGPまでで1ポイントを獲得。開幕戦バーレーンGPでの入賞を最後に、ポイントを獲得できていない。昨シーズンの同時期には既に3ポイントを獲得していたため、後退していると言える状況だ。

 そしてオーストラリアGPからモナコGPにかけての4戦で、ウイリアムズは7~8番手のチームとなっていたが、先週末行なわれたスペインGPでは、一気に最下位のポジションまで沈んでしまった。

 この状況についてアルボンは、より典型的なサーキットでダウンフォースが足りていないことが苦戦の原因だと考えている。

 そしてスペインGPを16位で終えたアルボンは、予想以上の好調なスタートを切ったウイリアムズが、F1で最も遅いチームだということが“暴露”されてしまったと語っている。

「自分のことについては満足している。僕らは良い仕事ができたと思うよ。これが僕らの立ち位置なんだ」

「僕らはこれまでに、こういう言い方が正しいかはわからないけど、ストリートコースやユニークな特徴のサーキットでレースをしてきたと思う」

「ここバルセロナは、もっときちんとしたレース用トラックで、僕らは少し(実態が)暴露されてしまったと思う」

Alex Albon, Williams FW45

Alex Albon, Williams FW45

Photo by: Zak Mauger / Motorsport Images

「別に秘密でもなんでもないことだ。これも言ってきたことだけど、僕らは依然として10チーム中10番手のクルマなんだ」

「今週末はそれが示されたようなものだ。いくつかアップデートが予定されているけど、いずれ良くなってくれることを期待している。パフォーマンスが上昇して、序盤戦のようにまた中団グループを争うことができるようになればと思う」

 アルボンはストリートサーキットでは、攻める自信を持つことである程度挽回することができたが、スペインGPはどのチームも非常に走り込んでいるため、それが難しかったと語っている。

「僕らは自信をもって運転すれば、もうちょっとやりようがあるストリートサーキットを走ってきた」

「そしてここでは、どのチームもとても走り込んでいる。だからそれを打ち破って上回るというのは、かなり難しい」

「ここはとてもトリッキーなコースで、殆どのチームはマシンをここに合わせて設計して、最適化しているように見える。実際そうなっていると思う」

「予選とその集団のわずかな差(Q1では2番手から19番手まで0.78秒差)を見てみると、僕らはそこから一歩下がっている」

「僕らはアップデートを必要としている。この先来てくれるだろうけど、それまでは今のクルマから最大限の力を引き出すようにするだけだ」

 
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