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落日のマクラーレン……再起に向けた道のりは長く、痛みが伴う「僕らは数年前もこの位置にいた」とノリス

マクラーレンのランド・ノリスは、開幕戦バーレーンGPでの厳しいシーズンスタートを受け、チームの前には「長い、長い道のり」が待っているとして、苦しいシーズンになることを予期している。

Lando Norris, McLaren MCL36

写真:: Carl Bingham / Motorsport Images

 ランド・ノリス(マクラーレン)は、開幕戦バーレーンGPの結果を受け、チームの再起に向けた道のりは長く厳しいモノになると予想している。

 マクラーレンは昨年、モンツァで行なわれたイタリアGPで9年ぶりの勝利をワンツーという最高の形で収め、コンストラクターズランキングでもシーズン最終盤までフェラーリと3位争いを繰り広げた。

 しかし、新レギュレーション到来の2022年シーズン開幕戦バーレーンGPでは、ライバルだったフェラーリがワンツーフィニッシュを果たした一方で、マクラーレンはダニエル・リカルドが14位、ノリスは15位という散々な結果に終わった。

 それもレッドブルの2台、アルファタウリの1台がDNFした上での結果だ。

 マクラーレンはバルセロナテストではフェラーリ同様に好調さを見せたものの、バーレーンテストではブレーキの冷却トラブルが発生。リカルドの新型コロナ陽性もあり、出だしでつまずいていた。

 決勝レース後のメディア取材に応じたノリスは、無理にでも「笑顔を貼り付け」、コース上では「感じたモノと同様に悪かった」と吐露した。

「ここが僕らの位置なんだ……単純にね」とノリスは言う。

「今はそれに慣れるしかない。ここ数シーズンの結果から、チーム内からはもちろん、ファンからも大きな期待を向けられている」

「でも今のところ、その期待に答えられていない。ちょっとどころか、かなり後れを取っている。僕らの道のりは長く、心機一転、何かを見つけ出す必要がある」

「解決策を探し出そうとしている状態で、来週から劇的に良くなるワケじゃない」

「でも数ヵ月後までには、何が起きているのかを、どうすれば良くなるかを理解している必要がある」

 ノリスは再起に向けて伴う「痛みは理解している」として、マクラーレンの現時点でのパフォーマンスを鑑みると、「少しの痛みが必要だとみんな知るべきだ」と付け加えた。

「僕らは数年前にもこのポジションにいたことがある」と彼は言う。

「チームとみんながMTC(マクラーレン・テクノロジーセンター)に戻って問題を解決し、軌道に載せられると、ポジティブでいれると良いね」

 
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