ノリス、逆風呼んだ“ハミルトン軽視発言”反省も「ライコネンならこうはならない」

マクラーレンのランド・ノリスは、2020年ポルトガルGPの際にルイス・ハミルトンがF1最多勝利記録を更新したことについて「彼は全てのレースで勝てるマシンに乗っている」と発言したことについて、間違った行動だったと改めて語る。

ノリス、逆風呼んだ“ハミルトン軽視発言”反省も「ライコネンならこうはならない」

 マクラーレンのランド・ノリスは、昨年のポルトガルGPでルイス・ハミルトンが優勝し、F1史上最多勝利記録更新となる92勝目を挙げた際、「彼は基本的に全てのレースで、勝ってしかるべきマシンに乗っている」と語り、議論の的となった。

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 ノリスはこの一件の数日後に「不用意な発言だった」と謝罪したが、今回当時のことについてさらに語り、ハミルトンはもっとも尊敬しているドライバーだと改めて明かした。

 冒頭の発言は、ノリスが厳しいレースを戦ったポルトガルGPのフィニッシュ後に行なわれたものだ。ノリスはこのレースで、当時レーシングポイントのランス・ストロールと接触するなどし、13位でフィニッシュ。ポイント獲得を逃した。

 そのレース直後、まだ熱くなっていたノリスは、ハミルトンが最多勝利記録を更新したことについて、次のように語ったのだった。

「喜ばしいことだとは思うけど、それ以上のことはないよ」

「僕にとっては何の意味も持たない。彼は基本的に全てのレースで、勝ってしかるべきマシンに乗っている。彼はひとりかふたりのドライバーを倒せばいいだけだからね」

 前述の通り、数日後にノリスはこの発言について謝罪。ハミルトンに不快な想いをさせるつもりはなかったと釈明した。ハミルトンもこれに応じ、ノリスに対して個人的にメッセージを送っている、

 この件についてノリスは、ハミルトンは最も尊敬すべきドライバーのひとりであり、自身に向けられた批判に対処するのは難しかったと語った。

「それは難しいことだった」

 そうノリスはmotorsport.comに対して語った。

「パドックには、ルイスほど尊敬する人物はおそらくいないと思う。彼が成し遂げたことについてもね」

「僕も1回だけ表彰台を獲得することができた。だから、表彰台を獲得するのがどれほど難しいことなのかを知っている。彼が良い仕事をしていないだなんて、言えるはずないよ」

「僕は自分のことを良いヤツだと思っているし、いつも良い人であろうとしている。でも、時には正直に話そうとするし、真実も語る。そして時には、そういうのを嫌う人もいる」

「僕のコメント、F1にいる間の僕のコメントは、ドライバーから何かを奪おうとしたり、ドライバーが達成してきたことを軽視するということは決してない」

「多分、時には僕も悪いことを言っているかもしれない。そして、それが間違った形で書かれてしまうこともある。それか、何も考えずに、言うべきではないことを言ってしまっただけかもしれない」

「でも、それは僕が人間だからだ。誰でも間違いを犯すことがある。結果的には、誰かを悪く言うつもりはないんだ。それはいつも、ドライバーとしての感情の爆発なんだ」

「僕は誤ったことを言った。そして今後も、間違いを犯してしまうことは間違いなくあるだろう」

 ノリスは、2019年にF1デビューして以来、SNS上で活発に行動してきた。しかし彼のコメントや行動が物議を醸すことは滅多にない。

 ただノリスは、もしキミ・ライコネン(アルファロメオ)が同じようなことを言ったら、人々に歓迎されるだろうとも語った。

「キミが同じようなことを言っていたら、みなさんはそれを気に入っていたと思う」

「そういうことについて、僕ができることは何もない。それは、人々が僕をどう描くかということによるんだ。僕はF1の世界に入ってきて、冗談好きな男と捉えられたんだと思う。考えていたよりもシリアスではなかった。そういう意味では、僕は良い仕事をしたんだと感じている」

「でも、みなさんは僕の悪い面や、怒った面を見たことがないんだと思う。そういうのを見せたら、皆さんを見下しているとでも思うだろうね。でも、僕はそんなことはしない」

「そういうことをよく言うドライバーも中にはいる。でも、それはいつものことだから、みんな気にしないんだ」

「僕は一般的に、良いヤツだと思われてきたんだろう。だから少し攻撃的な発言をすれば、みなさんは僕の対照的な側面を見たと認識するんだ」

「それは僕が変えられるようなことじゃない。人々のただの認識の違いなんだ」

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この記事について

シリーズ F1
ドライバー ランド ノリス , ルイス ハミルトン
チーム マクラーレン
執筆者 Luke Smith