イギリスGPの舞台シルバーストンは、2022年F1マシンの”素晴らしさ”がよく分かる?
マクラーレンのランド・ノリスは、イギリスGPの舞台であるシルバーストン・サーキットは、2022年のF1マシンと以前のマシンの違いを如実に表すコースになるだろうと考えている。
Lando Norris, McLaren MCL36
Andy Hone / Motorsport Images
マクラーレンのランド・ノリスは、今週末にイギリスGPが開催されるシルバーストン・サーキットは、今季のマシンのパフォーマンスを発揮する上で最適なコースであると考えている。
2022年のF1は、テクニカルレギュレーションが大きく変更され、マシンの床下でダウンフォースの大部分を発生するコンセプトとなった。これにより、マシンの後方に生み出される乱気流の影響を受けにくくなり、より接近した戦いが繰り広げられるようになることが目指されている。
マクラーレンのノリスは、この新しいコンセプトのマシンにより、イギリスGPのレースがより見応えのあるモノになることを期待している。
「シルバーストンの週末は、いつも素晴らしい。シルバーストンを走るF1マシンは、常に壮観なんだ」
そうノリスは語った。
「今年のレースは、全体的に良くなったと思う。例えば、単純に長いストレートがあるようなコースでは、それほどではないかもしれないけどね」
「でもシルバーストンのように、長いコーナーがあるようなサーキットでは、これまでの年と比べて大きな違いが見られると思う」
「それらが積み重なり、より良いレース、より楽しめるレースになることを願っている」
メルセデスのルイス・ハミルトンも、このノリスの意見に賛同する。
「シルバーストンは、中高速のコーナーを備えている。最高のサーキットではないかもしれないけど、素晴らしいサーキットのひとつであるのは間違いない。高速コーナーは、いつでもドライブするのが楽しいんだ」
そうハミルトンは語った。
「僕らのマシンは、バルセロナを見ると、高速コーナーでバウンシングしていた。だから、素晴らしい状況ではないかもしれない。でも、その後修正できたのではないかと期待している」
「僕ら全員にとって、驚くべきレースになると思う。今年は、これまでよりも前のマシンに近付いて走ることができるからね。だから、もっと良いレースが展開されることを期待している」
今季のメルセデスは、ポーパシングやバウンシングに苦しみ、優勝争いに加わることができていない。そんな中でもシルバーストンのコースはメルセデスのマシン特性に適していると考えられており、好結果も期待される。ただハミルトンは、バウンシングが起きてしまえば、シルバーストンでもパフォーマンスに強く影響を及ぼすだろうと語った。
「おそらく、低速コーナーよりも中高速コーナーの方が、我々のマシンは優れていると思う。ただ、跳ねてしまっているんだ」
そうハミルトンは言う。
「コプスやその他の場所でどんな風になるのかはわからない。僕らにとっては、興味深いところだね。でもイギリスに戻るのを楽しみにしているよ」
なお今年のイギリスGPは、ハミルトン、ジョージ・ラッセル、ノリスと上位を争う可能性が高い同国出身のドライバーが複数いることもあり、観戦チケットは即日完売。グランプリ当日も熱狂的な盛り上がりになるものと考えられている。
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