マクラーレンのノリス、扁桃炎から順調に回復も「まだ100%の状態ではない」と代表明かす
マクラーレンのアンドレアス・ザイドル代表は、扁桃炎に悩まされるランド・ノリスの体調は万全ではないものの、モナコでのレース週末には問題ないと語った。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
マクラーレンのアンドレアス・ザイドル代表は、モナコGPに向けランド・ノリスの体調は万全ではないものの、問題にはならないだろうと語った。
ノリスは前戦スペインGPの土曜日に体調不良を訴えていたが、酷暑の中行なわれた日曜日の決勝レースを8位で走りきった。
彼は決勝レース前のグリッドでも厳しい表情を浮かべ、レース中の無線も最低限。レース後のメディア対応も、回復のために免除された。
またノリスは、モナコGPのフリー走行1回目に先駆けて行なわれる金曜日の定例会見への出席もFIAから免除され、初日の走行を最高のコンディションで迎えられるようサポートを受けた。
そのFP1でノリスはセッション序盤にトップタイムをマークするなど速さを見せ、最終結果ではフェラーリ勢とレッドブル勢に次ぐ5番手。続くフリー走行2回目でもノリスは5番手と初日を好位置で終えた。
マクラーレンのザイドル代表は、金曜日からの走行に向けてチーム側でノリスをできる限りバックアップしてきたと説明し、万全ではないもののノリスは「かなり良い」状態でモナコを迎えられたと語った。
「今回の最初のセッションでガレージを出る時には万全でいられるよう、彼はしっかり我々のチームドクターや彼のチーム、パーソナルトレーナーから手はついサポートを受けた。そしてこうなった」
「まだ100%の状態ではないだろうが、すでにかなり良くなっている。これ以降の週末でも、問題は起こらないだろう」
Lando Norris, McLaren MCL36 signs an autograph for a fan
Photo by: Zak Mauger / Motorsport Images
ノリスの体調が回復せずモナコGPに参加できないとなった場合は、メルセデスのリザーブドライバーを務めるニック・デ・フリーズかストフェル・バンドーン、もしくはアルピーヌのリザーブドライバーであるオスカー・ピアストリのうちひとりがノリスの代役として起用されることとなっていた。
「レース週末には、いつも通りリザーブドライバーが待機している」とザイドルは続ける。
「我々は様々な契約を結んでいる。ランドが体調を取り戻せていなかったとしたら、我々はリザーブドライバーを用意させていたはずだ」
またザイドルは、モナコGPのFP1は「間違いなく今季最高のフリー走行セッションのひとつ」だとして、両ドライバーから良いフィードバックがあったという。
「2台とも上手く機能していたし、ふたりのドライバーは比較的快適にマシンに乗れていたよ」
「何の問題もなかった。モナコでの特別な週末に向けて我々が望んでいたモノで、クラッシュしないことがとても重要になる」
「スペアパーツの状況を考えても、新しいレギュレーション下で、どのF1チームにも予算制限が影響している」
「同時に、見ての通りまだ日が浅い。でも良いスタートは切れている」
そう語るザイドルだったが、FP2ではノリスのチームメイトであるダニエル・リカルドが走行開始から2周目でクラッシュ。チームは土曜日の走行に向けて、マシン修復作業に追われることとなった。
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