家族や友人に会いたい……F1ドライバーたちはコロナ禍のオフシーズンをどう過ごす?
エステバン・オコンは、F1ドライバーがシーズンオフとなっても厳格な新型コロナウイルス感染予防措置から脱却することは難しいだろうと考えている。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
コロナ禍に見舞われた2020年シーズンのF1は、新型コロナウイルス感染拡大防止のためのルールが定められ、定期的な検査が実施された。そんな中で新型コロナ陽性となりレースを欠場したドライバーは、セルジオ・ペレス、ランス・ストロール、ルイス・ハミルトンの3名だった。
レーシングポイントのペレスはシルバーストンで行なわれた2連戦の前に陽性反応が出たため、結果的に2レースを欠場。そのチームメイトのストロールはアイフェルGPの週末に体調不良を訴え、フリー走行3回目以降を急遽欠場。後に新型コロナウイルス陽性と診断された。
メルセデスのハミルトンはバーレーンGP後に陽性となったため翌戦のサクヒールGPを欠場することとなったが、続く最終戦アブダビGPの前には陰性となり、レースに出場することができた。
メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは以前、ウイルスに罹ってレースを欠場することがないように、ドライバーたちが“仙人のような生活”を送っていると語っていた。
全17戦の2020年シーズンが終わり、F1ドライバーたちは束の間のオフシーズンに入った。ルノーのエステバン・オコンは冬の間に激しいトレーニングプログラムを行なうことを計画しているが、その一方で新型コロナウイルス感染を避けるための厳しい予防措置からは脱却できないだろうと語った。
「時間をかけてトレーニングをすることになるだろうし、シーズン中に落ちた体重を取り戻して、身体の調子を元に戻さないといけないんだ」とオコンは言う。
「でもヨーロッパで渡航をするのは今のところ難しい。予防措置から脱却することはできないから少し厄介なんだ」
「そんなにたくさん検査を受けることはないと思うけど、病気にかかって体調を崩し、15日を失うということはしたくない」
「できるならば新年は家族と共に過ごしたい。やることもないしね。その後トレーニングに戻りたいと思っている」
アルファタウリのピエール・ガスリーも以前、シーズン中はあまり家族や友人と会うことができなかったため、クリスマスの間には彼らとの時間を過ごしたいと語っていた。
「引き続き周りの人たちとの関わりには気を付けていきたいけど、クリスマスの間はもっと自由に家族と会って、もっと多くの時間を過ごしたい」
「僕の友人とだってそうだ。僕は先月フランスに戻ったんだけど、その時彼らには『ごめん、君たちに会いたい気持ちは山々なんだけど、どうなるか分からないからリスクを冒したくないんだ』と言ったんだ」
「色々できないのはもどかしい。檻の中に入っているような感じで、会いたい人に会ったり、やりたいことをする自由がないんだ」
「来年もどうなるか分からないし、オフシーズンの間はそういう機会があればしたいと思っている。この短いオフシーズンの中で、できるならばより良い社会生活を送りたい」
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