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「トイレから出られなくなった」レーシングポイント代表、ストロール欠場の理由を説明

レーシングポイントのチーム代表、オットマー・サフナウアーによると、ランス・ストロールは“トイレから出られなくなった”ことにより、FP3以降のセッションを欠場せざるを得なくなったという。

Lance Stroll, Racing Point

写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images

 レーシングポイントのランス・ストロールは、ニュルブルクリンクで行なわれているF1アイフェルGPの土曜日朝に体調不良を訴え、フリー走行3回目を欠場。結果的に残りのセッションも参加しないこととなり、急遽代役としてニコ・ヒュルケンベルグが召集されることとなった。

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 レーシングポイントのオットマー・サフナウアー代表が説明するところによると、ストロールはロシアGP後から体調が優れず、アイフェルGP開幕直前の木曜朝からは腹痛なども感じるようになっていたという。

 そして金曜のFP1、FP2は天候不良によりそもそも全車が走行できなかったが、ドライコンディションとなったFP3ではストロールのマシンだけがガレージにポツンと置かれた状況となっていた。そして予選前にヒュルケンベルグが到着。結果は20番手タイムながら、予選からいきなり走ったとは思えないパフォーマンスを見せた。

 サフナウアー曰く、ストロールは土曜朝に体調不良を感じた時点で、チームに「今日一日は全くドライブできないかもしれない」旨を伝えていたようだ。一方で、新型コロナウイルスの検査は陰性だったという。

「彼はロシアの時から調子が良くなかったんだ」とサフナウアーは言う。

「彼は少し風邪をひいていたように思う。最初は『ウイルス検査を受けた方がいい』と思っていたので、今回のイベント前も含めて複数回検査をした。しかし全て(新型コロナ)陰性だった。彼は典型的なコロナの症状は出ておらず、ただ調子が良くないみたいだ」

「彼は昨日(金曜日)の夜には腹痛に見舞われていて、ずっとトイレにいた。そして彼は『水分が大量に体から抜けてしまったし、(セッションに参加できるほど長時間)トイレから離れられない』と言ったんだ」

「彼が何を食べたのか、そもそも食当たりなのかもよく分からない。ただ彼は『調子が良くない。この後は連戦も控えているし、休んでそこに備えたい』と言ってきた」

「彼の調子が良くなることを期待していた。彼はインフルエンザのような症状が出ていて、運動もできず、何を食べてもお腹をくだす状況だったので『僕は(セッションに)出れない』と言っていた。我々には彼の面倒を見てくれるドクターがいるので、彼が帰宅できる状況になれば、家に帰したいと思う」

 サフナウアー曰く、ストロールはギリギリまで走る意思を見せていたといい、欠場の最終決定はFP3の直前に行なわれたとのこと。そのため、まだヒュルケンベルグはサーキットに到着していなかった。

「FP3の30分前、彼はまだ出たいと思っていた」とサフナウアーは続ける。

「そして『調子が良くならなかったら、予選から出るしかない』と考えたようだ。ただ彼にとってはレースを楽しみにできるような状態ではなかっただろう」

「トイレから出ることができたら……と彼は考えていた。それはFP3の30分前だった。もっと早くに決まっていれば、我々は1日早くヒュルケンベルグに電話をして、FP3を走らせていただろうね」

 チームにとって幸運だったのは、ヒュルケンベルグはテレビの仕事でニュルブルクリンクに向かう予定となっており、サーキット近くのケルンにいたということだ。

「彼はRTL(テレビ局)の仕事があって、どのみちここに来る予定だった。だから我々は彼とコンタクトを取っていた」とサフナウアー。

「私は彼がそんなに離れたところにいないのを知っていたので、電話をかけてこう言った。『どのくらい離れてるんだ?』とね」

 またサフナウアーは、ヒュルケンベルグがサーキットに到着していきなり予選を走らなければいけなかったことは、厳しい挑戦であったことを認めた。

「かなり高い要求だったと思う。彼が107%ルールを通過してくれたことに感謝だ。明日に向けて、レースができることが大事だったんだ」

「彼にはいくらかまともなマシンが与えられている。そして今回数周走ることができた。良いスタートが切れれば、レースでもポイント獲得のチャンスがある」

 ヒュルケンベルグはF1イギリスGP、F1 70周年記念GPでも、新型コロナウイルスに感染したセルジオ・ペレスの代役としてレーシングポイントRP20をドライブしている。ただマシンはその時からアップデートされており、ヒュルケンベルグはフィーリングの違いに少し驚いたようだ。

「彼が最後に乗ってから、マシンにはいくつかの変更が加えられた。彼はその変化に驚いていた」とサウナウアー。 

「マシンのフィーリングが変わっていて、それに慣れなければいけないと彼は言っていた。全体的にバランスがそれほど崩れているわけではないようで、そこには満足していたが、アップデートされたマシンに慣れていないと、遅くなってしまうのは仕方がない」

 今回はまたも“無所属”のヒュルケンベルグがチャンスを得た格好となったが、サフナウアー曰く、ヒュルケンベルグがいなかった場合は、メルセデスのリザーブドライバーであるストフェル・バンドーンが起用されていただろうと語った。

「彼(バンドーン)はパドックにいた」

「彼はコロナの検査も陰性だったし、準備ができていた。ニコの場合は彼のシートが既にあって、ペダルの位置なども正確に把握していた」

「ペダルの調節などもする必要がなかったし、ストフェルとそれをやる必要もなかった。だからそっちの方が簡単だったんだ」

 

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