レッドブルのコンストラクターズタイトル確定に影響は? セルジオ・ペレスがPU交換で5グリッド降格ペナルティ
セルジオ・ペレスと周冠宇は、F1アメリカGPの金曜フリー走行を前にエンジン交換をしたため、グリッド降格ペナルティを受けることとなった。
FIAはF1アメリカGPのフリー走行1回目が開始された後、レッドブルのセルジオ・ペレスとアルファロメオの周冠宇が新しいパワーユニットコンポーネントを投入したことを明らかにした。
両者は今季5基目となる内燃エンジンを投入した。そのため、ペレスと周は予選順位から5グリッド降格のペナルティを受けることとなる。
ペレスのグリッド降格は、シャルル・ルクレールとのランキング2位争いに影響を与える可能性がある。先日行なわれた日本GPではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝してドライバーズタイトルを獲得したが、2位に入ったペレスはポイントランキングでもルクレールを1ポイント逆転してランキング2番手に浮上していた。
今シーズンも残り4レースとなっているが、ペレスはシンガポールGPで今季2勝目を記録し、その1週間後の日本GPで2位になるなど、好調を維持している。ペレスはこの勢いがランキング2位を目指す上で助けになると語った。
「良いレースが続いていると、自信にもなるし勢いがついてくる」
ペレスはそう語る。
「でもそれは何の意味もない。その場その場で実力を証明し続けないといけないし、今週末も良いレースができるといいね」
「僕たちは力強いペースを発揮できているし、ホームレース(メキシコGP)の前に良い結果を残したい」
レッドブルは今週末、2013年以来となるコンストラクターズタイトルを確定させる可能性が高まっている。ライバルであるフェラーリが今回のレースの獲得ポイントで19点上回らない限り、タイトルはレッドブルのものとなるのだ。
ペレスは今シーズンがチームにとって「とんでもない1年」だったとして、最高の形でシーズンを締めくくりたいと考えており、「この1年、正しい判断と正しいタイミングでのプッシュがうまくいった。早くタイトルを確定させられることを本当に願っている」と語った。
またペレスと同じくグリッド降格となる周も、アルファロメオのドライバーとしてアストンマーチンとコンストラクターズランキング6位を争っている身だ。前半戦好調だったアルファロメオはここ9戦でわずか1ポイントしか獲得できておらず、アストンマーチンに7点差まで迫られている状況だ。
なお、現時点で他にパワーユニットのコンポーネントを交換したドライバーはいない。ジョージ・ラッセル(メルセデス)とアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)は4基目のギヤボックスを投入したが、これは今季投入が許可されている最後のギヤボックスであり、ペナルティは発生しない。
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