セルジオ・ペレス、個人的に雇ったシェフから新型コロナウイルスに感染か?
レーシングポイントのチーム代表であるオットマー・サフナウアーは、新型コロナウイルスの感染しシルバーストンでの2レースを欠場したセルジオ・ペレスについて、メキシコから帰国後、欧州で個人的に雇ったシェフが感染経路である可能性を指摘した。
写真:: Glenn Dunbar / Motorsport Images
新型コロナウイルスに感染し、シルバーストンでの2レースを欠場することになったレーシングポイントのセルジオ・ペレス。その感染源は、ペレスがメキシコから欧州に戻った後、個人的に雇った料理人だった可能性が高まっていることが分かった。
ペレスは、イギリスGP前に行なわれた検査で新型コロナウイルスに感染していることが確認されたため、そのイギリスGPと翌週のF1 70周年記念GPを欠場することになった。その後ペレスはレース復帰を目指してきたが、スペインGP前の検査で陰性となったことが確認され、無事バルセロナへ移動。フリー走行1回目から、マシンへの復帰を果たしている。
疑問だったのはその感染経路だ。ペレスはハンガリーGPとイギリスGPの間に、怪我のため入院している母親を見舞うため、一時的に母国メキシコに帰国した。当初はその間に、新型コロナウイルスに罹患した可能性があるのではないかと疑われた。
しかしレーシングポイントのチーム代表であるオットマー・サフナウアー曰く、ペレスはヨーロッパに戻ったあと、余計な接触を防ぐために個人的に雇った料理人から感染した可能性があると示唆した。
「我々は、彼が雇ったプライベートシェフのひとりから、ウイルスに感染したのではないかと考えている」
サフナウアー代表はそう語った。
「正直に言って、それは我々の誰にでも起こり得ることだ」
「彼は個人的に、できる限りの予防策を講じた。彼は両親と共に過ごし、外食すらしなかった」
「そして彼はヨーロッパに戻った後、レストランに行かなくて済むように、プライベートな料理人を雇った」
「だから我々は、そのシェフから感染したのではないかと考えている」
ペレスはメキシコに帰国した際、ファンやスポンサーと交流したのではないかと報じられた。しかし本人はこれを真っ向から否定。その報道は「でたらめだ」と語ると共に「僕は不運だった」と主張した。
そのペレスはスペインGPの初日、FP1で7番手、FP2で8番手と、いずれもトップ10圏内のタイムを記録した。復帰初戦の初日としては、まずまずの走りだったと言えよう。
「彼がウイルスを克服したのは、本当に素晴らしい」
そうサフナウアー代表は語った。
「彼が陽性だと判定された際、体内のウイルス量はかなり多かった。そして彼は、それをかなり早いスピードで体内から追い出した。彼の体調が素晴らしかったからだと思う」
「彼が本来のマシンのスピードに、すぐに慣れることを祈っている。しかしFP1以降、そうなっているように見えるね」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments