ペレス、母国での初表彰台も”ちょっぴり残念”「ワンツーフィニッシュを狙えるペースはあった」
セルジオ・ペレスは、F1メキシコGPでルイス・ハミルトンとの2位争いに敗れ、レッドブルがワンツーフィニッシュを逃したことを「少し残念」と語った。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
F1第18戦メキシコGPで、レッドブルのセルジオ・ペレスは3位フィニッシュ。メキシコ人ドライバーとしては、初めて母国で表彰台に立ったF1ドライバーとなった。ただ本人としては2位を狙えたと、少し残念な気持ちを持っているようだ。
予選ではメルセデスがフロントロウを独占。レッドブルの2台はグリッド2列目に並んだが、スタートで良い蹴り出しを見せたマックス・フェルスタッペンが早々に首位を奪取した。バルテリ・ボッタス(メルセデス)が接触で後退したことで、ペレスはルイス・ハミルトン(メルセデス)に次ぐ3番手となった。
ペレスはアンダーカットが狙える、2秒差以内の位置でハミルトンを追走。ハミルトンはトップ3で一番早いタイミングの29周が終わったところでピットに入ると、ペレスはピットインを40周終わりまで遅らせた。
タイヤライフの面で11周のアドバンテージを作ったペレスは、そのアドバンテージを活かしてハミルトンを猛追。9秒まで開いた差を詰めていき、ハミルトンにプレッシャーを与え続けた。
しかしトラフィックに悩まされたこともあり、ペレスはハミルトンを射程圏内に捉えながら、オーバーテイクはできず3位でチェッカーを受けた。
ペレスは、ハミルトンを破って2位になれなかったことを悔やんでおり、マシンにはワンツーフィニッシュを飾れるだけのポテンシャルがあったと信じている。
「本当に僅差だった」とペレスは語った。
「アンダーカットをする上で、非常に重要なラップがあった。彼らはその周にピットインしたので、僕らは(第1スティントで)逆に長い距離を走ったんだ」
「周回遅れのマシンにも悩まされた。あれで全員がタイムを失ってしまったと思う。本当に接近していた」
「ここでのオーバーテイクは非常に難しく、彼らのストレートラインスピードはとても強力だった。僕にはそのチャンスがなかった」
「今日は1-2フィニッシュを狙えるだけのペースがあっただけに、ちょっと残念だよ」
それでも、エルマノス・ロドリゲス・サーキットに集まった大観衆の前で表彰台に上がったのは、特別な体験だったとペレスは言う。
「母国のグランプリで表彰台に上ることは、とても特別なことだ」
「もっと良い結果が欲しかったし、勝ちたかった。チームのためにワンツーフィニッシュできたら最高だっただろう」
「結局、僕たちは負けず嫌いだから、3位になったとしてもそれを心の底から楽しむことはできない。でも、今日は楽しまなければならない日のひとつだね」
「観客や多くの人々が喜んでいるのが見えた。僕を応援してくれる人々がスタートから最後までずっといてくれて、本当に特別な瞬間になった」
ペレスの3位獲得は、コンストラクターズタイトル争いにおいても大きな意味を持つ。ボッタスがノーポイントに終わったメルセデスとのギャップを一気に縮め、1ポイント差まで迫ったのだ。
その追い上げを支えるペレスは、最近の自分の進歩に満足している一方で、レッドブルがメキシコでの予選でメルセデスに苦戦した理由をまだ理解していないと感じている。
「昨日(予選)はとてもがっかりした。FP3で良い結果が得られ、マシンのペースも良かったので、勢いを持って予選に臨めたと思っていたからね」
「今日は僕たちがかなり楽しんだけど、昨日は何が悪かったのかを理解しなくてはいけない。突然流れが変わったし、昨日のメルセデスはとても強力だった」
「でも重要なのは今日なんだ。まだ4レース残っている。状況は本当にタイトになってきているんだ」
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