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190戦目、F1史上最も遅い初優勝……ペレス「この勝利は“実力”で手にした」

メルセデス勢2台の脱落によってF1初優勝を手にしたセルジオ・ペレスだが、彼は今回の勝利が実力で手にしたものだと語った。

Sergio Perez, Racing Point RP20, 1st position, takes victory to the delight of his team on the pit wall

写真:: Andy Hone / Motorsport Images

 大荒れのレースとなったF1第16戦サクヒールGPを制したのは、レーシングポイントのセルジオ・ペレスだった。彼にとって今回のレースはまさに“激動”という言葉が相応しいだろう。

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 5番グリッドからスタートしたペレスは、スタート直後のターン4でシャルル・ルクレール(フェラーリ)と接触。これにより最後尾に落ちたが、ピットインしてソフトタイヤからミディアムタイヤにスイッチすると、猛然と追い上げをスタートしていった。

 ペレスは20周目にポイント圏内の10番手に上がると、2回目のタイヤ交換を遅らせる作戦が功を奏し、レース終盤にはメルセデスの2台に次ぐ3番手にまでポジションを上げていた。

 そんな中、ウイリアムズのジャック・エイトケンが最終コーナーでクラッシュし、フロントウイングがコース上に落ちてしまったためにセーフティカーが出動。このタイミングでメルセデスの2台は同時にピットインした。しかしジョージ・ラッセルの後に入ったバルテリ・ボッタスのタイヤ交換では、一度はミディアムタイヤに交換したが、その後元々履いていたハードタイヤに戻してコースに復帰させるなど大混乱。先に入ったラッセルにボッタス用のミディアムタイヤを履かせてしまっていたようで、ラッセルは再度ピットインし、正しいセットへの交換を余儀なくされた。

 このメルセデスのドタバタ劇により、労せずしてトップに立ったのがペレスだ。ペレスは終盤、2番手まで追い上げてきたラッセルの猛追を受けたが、ラッセルはパンクによりまたも後退。これでペレスはプレッシャーからも解放され、トップでチェッカーを受けた。

 ペレスの優勝は2010年GP2アブダビ戦のフィーチャーレース以来。F1出走190戦目で悲願の初優勝を遂げた。これはマーク・ウェーバーの出走130戦を超えて、F1史上最も遅い初優勝となった。

 ペレスはレース後、開口一番に「言葉が出ないよ」と一言。さらにこう続けた。

「これが夢でないといいね。これまで何年もこの瞬間を夢見てきたんだ。10年もかかったけど……信じられないよ」

「何と言えばいいのか分からない。1周目が終わった後、先週と同じくまたレースが終わったかと思った。でも諦めずに追い上げて、出来る限りのベストを尽くしたんだ」

「今シーズン僕たちはツキがなかったけど、それをついに手に入れることができたんだ」

「僕たちは今日実力で勝ったと思っている。メルセデスには問題が起きていたけど、僕たちのペースはジョージを十分抑えられるレベルだったし、素晴らしいレースをしたよ」

 1周目にピットストップをした後は、タイヤのバイブレーションに悩まされていたというペレス。しかし再度タイヤを交換するとその症状は治り、チームメイトのランス・ストロール、そしてエステバン・オコン(ルノー)をオーバーテイクしてメルセデス勢に次ぐ3番手に。これが勝利を手繰り寄せた。

 事実上の1ストップ作戦を成功させた形のペレスだが、彼は次のように説明した。

「セーフティカー中に大きなミスをしてしまって左フロントタイヤをロックアップさせてしまったんだ」

「だから最初のスティントはバイブレーションが酷かった。でも第2スティントでは回復したので、チームに『バイブレーションがなくて走りやすい。まるでリムジンみたいだ』と伝えたんだ」

「かなりのペースで走れていた。そして僕たちは週末を通しての読みが当たったと思う。最初は2ストップ作戦になると思っていたけど、金曜のロングランの後、今日何をすべきかが分かったんだ」

 悲願のF1初優勝を成し遂げたペレスだが、彼は来季のF1シートが確定していないのもまた事実。彼は2021年にマックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてレッドブル入りすることができなければ、2022年の復帰に向けて1年休養する意思を表明している。

 今回の勝利で、来季のプランについての決心が固まったかを尋ねられたペレスは、こう答えた。

「正直、自分の心を落ち着かせることができたよ。これから何が起こるのかは、僕がどうこうできることじゃない。でも僕は続けたいと思っている」

「だから来年(F1の)グリッドにいなくても、2022年には戻ってくるよ」

 

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