ピレリ、タイヤの最低内圧を引き上げ「グリップは低いが、想定以上に負荷が高かった」
ピレリは、F1トルコGPの走行初日にチームから提供されたデータを調査し、タイヤの最低内圧値を引き上げた。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
ピレリは、イスタンブール・パーク・サーキットで開催されているF1第14戦トルコGPの走行初日に全10チームから得られたデータを調査し、タイヤの最低内圧値を引き上げを決めた。
レギュレーションでは、ピレリはグランプリ初日の走行後、タイヤに関する規定を変更することができる。
ピレリはドライタイヤ、インターミディエイトタイヤ、ウエットタイヤ全ての最低内圧値をフロント、リヤ共に1psi引き上げた。その結果、ドライタイヤではフロントが24psi、リヤが21psiという値になっている。
ピレリの広報担当者は、motorsport.comに次のように語った。
「走行初日のテレメトリーデータでは、グリップレベルが低くてもタイヤにかなりの高負荷がかかっていることが分かったので、少し内圧を上げることにした。グリップが改善されていけば、負荷もさらに増大するだろう」
トルコGPは、路面が再舗装された影響から各チームが滑りやすい路面と格闘している。さらに土曜日は雨の予報で、寒く路面温度も低いだろう。たとえ雨が上がっても路面のラバーは洗い流されてしまっているはずだ。
通常、タイヤの内圧が上がればタイヤが膨らみ、接地面積は減ってしまう。タイヤのウォームアップの面にも影響が及ぶはずだ。
この変更により、チームは滑りやすいサーキットに合わせた、難しいマシンセットアップを続けていくことになる。
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