もっと早く言ってくれれば……ピレリ、路面再舗装の把握が遅れ柔らかいタイヤ用意できず

ピレリのマリオ・イゾラは、イスタンブール・パーク・サーキットの路面再舗装をもっと早く知っていれば、ピレリは柔らかいコンパウンドのタイヤを持ち込んだだろうと語った。

もっと早く言ってくれれば……ピレリ、路面再舗装の把握が遅れ柔らかいタイヤ用意できず

 2011年以来9年ぶりに開催されているF1トルコGPだが、その走行初日では、イスタンブール・パーク・サーキットの再舗装されたばかりの路面にドライバーたちは苦戦。路面が滑りやすく、グリップレベルが低くなっているためにスピンが続出し、ラップタイムも当初想定されていたものよりもかなり遅い状態だ。

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 タイヤサプライヤーのピレリは今回、C1〜C5と5種類あるドライタイヤのコンパウンドの内、最も硬い組み合わせであるC1〜C3の3種類をトルコGPに持ち込んでいる。というのも、ピレリはイスタンブール・パーク・サーキットからそう遠くない場所にファクトリーを構えていながらも、同サーキットが路面を再舗装するという情報を手に入れるのが遅かったようだ。

 ピレリのF1責任者であるマリオ・イゾラは、サーキットの再舗装計画をもっと早い段階で知っていれば、グリップを確保するために柔らかいコンパウンドのタイヤを持ち込んだだろうと語った。

「我々はコースの再舗装に関する情報をかなり遅い段階で知った」とイゾラは言う。

「我々は路面のタイプや状況を考慮しながら、持ち込みタイヤを保守的に選んでいるが、この(再舗装された)路面の特性については知らされていなかった」

「我々は、この路面がポルティマオ(アルガルヴェ)のようにタイヤがグリップ力を発揮できるようなものだと予想していた。しかし実際はグリップがなかった。濡れていた箇所があったこと、我々が硬いタイヤを選んだこと、そして気温や路面のタイプなど……そういったことが組み合わさっての結果だろう」

「このサーキットはティルケのサポートで再舗装されたと思っているが、一方でポルティマオはドローモのサポートで再舗装されている。これらふたつの企業はおそらく、別の材料を使用したのだろう」

 再舗装の報せが遅かったことについて、イゾラはさらにこう続けた。

「おそらくサーキット側の判断もかなり遅かったのだろう。我々は基本的にFIAとはよく連絡を取っているし、よく行くコースでは事前に情報を得ている。今年に関しては、それが少し難しかった」

「プロモーターが新しくなったということもあって、情報がクリアに伝わってこなかったのかもしれない。結果的に私は新しい舗装にするという情報を4週間前に手に入れた。再舗装の作業が開始される直前だ」

「個人的には劇的な展開をもたらすことはないと思っている。エンジニアにとっては少し予測が難しいだろうがね。こういった状況の時でも、良いレースができることもあるんだ」

 レースウィークの4週間前に再舗装の事実を知ったというイゾラだが、彼曰く、4週間前の段階では既にトルコGP用のタイヤは生産されてトルコに運ばれており、これらを変更する時間的余裕はなかったという。

「4週間前に割り当てを変更する余裕はない。基本的にタイヤは既に生産されていて、トルコに向かっていたのだ」とイゾラ。

「タイヤはルーマニアで製造され、ディドコット(イギリス)でグレーディングと呼ばれる作業を行なう。こういったことをしなければ、FIAの割り当てに応じて迅速にフィッティングできるような状態でタイヤをトレーラーに積み込むことができないからだ。そしてそのトレーラーは既にトルコに向かって移動していた」

「こういった理由から、ここ(サーキット)から30分ほどの距離にファクトリーがあるとはいえ、情報を得られなかったのだ」

「トルコのファクトリーで働く同僚が、路面が再舗装されてすぐに行なった測定に付き合ってくれた。とても滑らかな路面だった。昨日も測定したが、数値こそ違えど、これまでのイスタンブールのような(タイヤへの)攻撃性が高いアスファルトではなかった」

「つまり、今回のタイヤ選択がこのサーキットでは厳しすぎるのは明らかだ」

 

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