テオ・プルシェール、次戦アメリカGPでF1セッションデビュー。アルファロメオからFP1出走へ
ザウバー育成ドライバーのテオ・プルシェールが、次戦アメリカGPでアルファロメオから出走を果たすこととなった。
写真:: Alfa Romeo
FIA F2で現在ポイントランキング2番手につけているザウバー育成ドライバーのテオ・プルシェールは、オースティンのサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催される次戦アメリカGPで、アルファロメオからフリー走行1回目に参加することとなった。
テオ・プルシェールはバルテリ・ボッタスに代わって彼の『C42』をドライブするが、今年F1チームに義務づけられている2度のルーキードライバー起用は、今季チームからF1デビューを果たした周冠宇の走行によって消化済みとなっている。またプルシェールはプライベートテストで2019年型のマシンの走行経験はあるが、F1公式セッションは今回が初だ。
なおアルファロメオは、今季はロバート・クビサが務めていたリザーブドライバー枠に2023年はプルシェールを昇格させることも発表している。
「オースティンでフリー走行にデビューできるだなんて感激だ」
そうプルシェールは語った。
「F1マシンのステアリングを握るのは2度目になるけど、今回はグランプリの公式セッション。ある意味、初めてのように感じられると思う」
「コースに出るのが楽しみだし、最大限の力を発揮して、アメリカGPへ向けたチームの準備を全力でサポートしたい」
Théo Pourchaire, Alfa Romeo
Photo by: Alfa Romeo
プルシェールのF1セッションデビューは、元々彼の母国GPであるフランスGPで予定されていた。ただロシアGPの中止によって併催予定だったF2ソチ戦が無くなったことで、今季のF2カレンダーにポールリカール戦が追加。アルファロメオのフレデリック・バスール代表のF2に専念してほしいという意思から、フランスGPでの出走は取りやめとなっていた。
プルシェールは2019年にザウバーのアカデミーに参加して以降、2020年のFIA F3をオスカー・ピアストリに次ぐランキング2位を獲得。F2ルーキーイヤーとなった昨シーズンはモナコ戦フィーチャーレースを制し、F2史上最年少ウィナーとなった。今季プルシェールはバーレーン戦、イモラ戦、スパ戦で3勝を上げており、バスールは、彼の進歩を高く評価している。
「テオは今シーズン、そして過去数年間も、素晴らしいパフォーマンスを発揮してきた」
とバスールは語る。
「我々は彼と4年近く前から、アカデミーメンバーとして密接に協力してきた。そしてドライバーとして、また人間として、彼が常に成長していることに感銘を受けている」
「我々は来週、彼に初めてのフリー走行の機会を与えることができて嬉しく思う。彼はまたそのパフォーマンスで我々を驚かせてくれると確信しているし、アメリカGPに向けた貴重なデータ収集にも貢献してくれるはずだ」
アメリカGPでは、2021年のF2でランキング2位となったロバート・シュバルツマンがフェラーリから、今季F2参戦中のローガン・サージェントがウイリアムズからFP1を走る。
ハースF1は、アメリカGPのFP1で元アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィをイタリアGPに続いて走らせる。ただ彼はルーキー枠からは外れているため、チームはメキシコシティGPとアブダビGPでリザーブドライバーのピエトロ・フィッティパルディをFP1に出走させることとなっている。
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