F1 アブダビGP
敏腕F1エンジニアも角田裕毅の走りに驚き。発言理由に批判も「本人も分かって努力している」僚友ローソンは“未知数”?
RBのレーシングディレクターを務めるアラン・パルメインは、2024年シーズンの角田裕毅について「嬉しい驚き」があったと語った。
滑川 寛 Oleg Karpov
公開日時: 2024/12/07 3:02
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Yuki Tsunoda, Visa Cash App RB F1 Team
写真:: Red Bull Content Pool
角田裕毅について、RBのレーシングディレクターを務めるアラン・パルメインは、スピードのみならずフィードバックといった面でも高いパフォーマンスを発揮していると称賛した。
今年RBでF1参戦4シーズン目を戦ってきた角田は、シーズン序盤からコンスタントに入賞争いを展開し、最終戦アブダビGPを前に9回入賞。サンパウロGPの予選では3番手というサプライズもあった。
そんな中、レッドブルは不振が続くセルジオ・ペレスの後任を探しており、姉妹チームのRBに所属する角田とリアム・ローソンが有力候補と言われている。
ただレッドブルは、常にプレッシャーに晒されるトップチームでの一貫性や姿勢、技術的な能力という点で角田の起用を疑問視しており、ローソンが昇格レースで一歩有利なのではという報道もある。また、角田がF1参戦初年度から指摘されてきたチーム無線での強い口調は依然としてやり玉に挙げられている。
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しかしベネトンやルノー時代なども含め、昨年までアルピーヌで手腕を奮ったパルメインは、角田と共に仕事をするのは今年が初めてだったものの、そうした疑いを払拭する「嬉しい驚き」があったという。
「ユウキは(力を)証明していると思う。正直、彼と一緒に仕事をするようになって、嬉しい驚きがあったと認める必要がある」
アブダビGPでパルメインはそう語った。
「彼は本当に速い。基本的に、常にマシンから最大限の力を引き出すことができる。1周のアタックでは特にね。彼の予選ペースはとてもいい」
「また彼のフィードバックにも驚いた。彼の英語は素晴らしいね。チームの中にいないと、彼が発するフラストレーションばかりが耳に入ってくるだろうし、それがよく強調されていると思う。弱点について言うなら、それが彼の弱点だと思うが、彼も分かって懸命に取り組んでいる」
「しかしフィードバック、ショートラン、ロングランのペースという点では、彼は良いと思うし1年を通して向上していると思う」
一方でパルメインはローソンについて、チームが能力を把握するまでにはまだ時間がかかると見ている。
しかしローソンは、ダニエル・リカルドの後任としてRBでのデビュー戦を飾ったアメリカGPでは、パワーユニット(PU)交換ペナルティによって最後尾からスタートしながらも9位入賞。その後もサンパウロGPでポイントを稼ぎ、パルメインも“逸材”であると認めた。
「リアムはまだ我々としては未知数の存在だ」とパルメインは続ける。
「もちろん、オースティンでの初レースで素晴らしいサプライズがあったが、それは諸刃の剣のようなモノだと思う」
「彼がPUペナルティを受けることは分かっていたし、それによってプレッシャーが増したのか、それとも減ったのか? それは分からない」
「覚えていると思うが、彼がちゃんと走ったのはQ1だけで、ユウキにトウ(スリップストリーム)を与えるためにQ2を使った。でもQ1でのラップは3番手だったし、PUペナルティで最後尾からスタートしてポイント圏内でフィニッシュ。すごく、すごく良かったね」
「そこからは少し浮き沈みがあった。ブラジルで彼はとても良いレースをして、予選5番手、レースでもポイントを掴んだ。そしてベガスではマシンで少し苦戦した。予選ではグリップを得られなかったのだ」
「我々はベガスのFP1でかなり出遅れ、最後まで影響した。そのことが彼の経験不足に響いたのは確かだ。(ラスベガスGPで入賞した)ユウキは予選で上手くやっていたんだ。リアムは本物だと思うし、今回は彼がよく知っていて馴染みのあるサーキットだから、堅実な週末を期待している」
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