レースレポート
F1 サンパウロGP
メルセデス、今季初勝利は完璧なワンツーフィニッシュ! ラッセルがF1初優勝|F1サンパウロGP
F1第21戦サンパウロGPの決勝レースが行なわれ、メルセデスがワンツーフィニッシュ。ジョージ・ラッセルがキャリア初優勝を飾った。
編集: 2022/11/14 1:08
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

F1第21戦サンパウロGPの決勝レースは、メルセデスが完璧なワンツーフィニッシュを達成。ジョージ・ラッセルが初優勝を挙げた。
舞台はブラジル・サンパウロのインテルラゴス・サーキット。スプリント・フォーマットでの開催となる今回、金曜日は天候が不安定だったものの、日曜日は快晴に恵まれ気温23度、路面温度は50度……路面温度35度ほどだったスプリントレースとは大きく異なるコンディションとなった。
前日のスプリントでは、メルセデスのジョージ・ラッセルがミディアムタイヤに苦しむ王者マックス・フェルスタッペン(レッドブル)を攻略しトップチェッカー。ルイス・ハミルトンも好結果を残し、メルセデスが決勝のフロントロウを独占。決勝レースで、今季初優勝を狙った。
スプリントでは苦しんだフェルスタッペンが3番手、セルジオ・ペレスも4番手とレッドブルがグリッド2列目に並んだ。なお、アルファタウリの角田裕毅は、決勝レースを15番グリッドからスタートする予定だったが、グリップ不足に苦しんでいたこともあって、マシンのセットアップを変更しピットレーンからのスタートを選択した。
スプリントレースの行方を左右しただけに注目されたスタートタイヤ選択だが、トップ4台はソフトタイヤを選択。5番手シャルル・ルクレールや7番手カルロス・サインツJr.のフェラーリ勢、角田など計8台がミディアムを履いた他、19番手のアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)はハードタイヤを履いた。
71周のレースは、ラッセルが好スタート。トップ4台のオーダーは変わらず、5番手にランド・ノリス(マクラーレン)がつけた。しかし、すぐさまセーフティカー(SC)が出動する事態となった。
ケビン・マグヌッセン(ハース)にダニエル・リカルド(マクラーレン)がターン10で追突。スピンしたマグヌッセンとリカルドは再度接触し、2台がリタイアを喫したのだ。予選の主役だったマグヌッセンは、不本意な形で週末を終えることになった。
7周目のリスタートでは、ラッセルがギリギリまで加速を遅らせ首位をキープ。そのすぐ後ろでは、フェルスタッペンがアウト側からハミルトンに襲いかかったが、ターン2のエイペックスで2台が接触。さらにはルクレールもノリスと接触し、クラッシュを喫した。これらの接触では、フェルスタッペンとノリスにそれぞれ5秒のタイム加算ペナルティが科された。
ハミルトンは8番手でレースを続けたが、フロントウイングにダメージを抱えたフェルスタッペンと、何とか走行を再開したルクレールは緊急ピットインし、最後方までポジションを下げた。
いきなり上位陣に波乱が続いたが、首位ラッセルにはペレスが2秒以内の差で追走。ノリスを抜いたサインツJr.が3番手につけるも、この2台からジリジリと離されていく。ハミルトンは手負いながらも少しずつポジションを回復。15周目にはノリスまでを交わし、4番手につけた。
この頃から、ソフトタイヤでスタートしたマシンのピットストップが始まっていくが、ミディアムタイヤを履いていたサインツJr.は17周終わりでピットイン。ソフトタイヤに履き替えたが、これはブレーキダクトに捨てバイザーが詰まったことが原因のピットストップだったようだ。
ラッセルはペース良くリードを広げていき、23周終わりでペレスがピットインするまでに、3秒のリードを築くとその翌周にピットイン。トラフィックにひっかかったペレスの4秒以上前でコースに復帰した。
30周目にソフトタイヤで引っ張っていたハミルトンがようやくピットインしたこともあって、全車が1回目のピットインを終了。首位に戻ったラッセルとペレスの差は5秒以上に開いた。
空が暗くなり、路面温度が42度まで下がる中、メルセデスの2台はミディアムタイヤでも好ペース。ラッセルは少しずつリードを広げていき、ハミルトンはサインツJr.との差を詰めていった。
捨てバイザーで戦略に狂いが生じたサインツJr.は、36周を終えたところで2度目のピットインでミディアムタイヤに交換。次のターゲットをペレスに定めたハミルトンは、1周0.5秒ほどずつ、ギャップを削り取っていった。
ハミルトンは、43周目にはペレスを完全にロックオン。ペレスは懸命にブロックするものの、45周目のターン1でハミルトンがオーバーテイクし、フェルスタッペンとの接触で崩れたワンツー体制をここで取り戻した。
残りが25周前後になると、各車続々と2度目のピットストップ。ペレスも47周を終えてピットに入り、ミディアムタイヤに交換した。メルセデス勢も続々と最後のピット作業を済ませ、ラッセルはサインツJr.の前を抑えることに成功した。
52周目、ノリスがパワーを失ったと訴え、コース上で止まったことでバーチャル・セーフティカーが出された。3ストップ戦略のサインツJr.やフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)はこれを利用し、ピットに飛び込んだ。
その後SC出動に切り替えられ、ラッセルが築いた10秒以上のリードはゼロとなった。60周目にレースがリスタート。メルセデス勢は問題なくこのスタートを決め、新しいタイヤを履くサインツJr.がペレスに襲いかかる。その後ろでは、アロンソがオーバーテイクショー。ぐいぐいとポジションを上げていった。
ただDRSが使用可能になると、ペレスは耐えきれずにサインツJr.に抜かれ表彰台圏内から脱落。さらには、一時は最後尾まで落ち追い上げていたルクレールや、新しいタイヤで躍動するアロンソ、僚友フェルスタッペンにも抜かれてしまった。
メルセデス2台にポジションキープの指示はなく、ラッセルとハミルトンは1.3秒前後の差のまま一騎討ち状態。だがラッセルはハミルトンに付け入るスキを与えず、ミスなく走りきりトップチェッカーを受けた。
ハミルトンも2位に入り、メルセデスは歓喜のワンツーフィニッシュ。ラッセルはファイナルラップにファステストラップを叩き出し、キャリア初優勝を飾った。
メルセデスにとっては、実に2020年11月のエミリア・ロマーニャGP以来となるワンツーフィニッシュで、ついにシーズン初優勝を挙げた。
3位はサインツJr.。ペレスとランキング2位を争うルクレールは、サインツJr.とのポジションチェンジを懇願したが、結局は4位でレースを終えた。
5位はアロンソ。オコンも8位になっており、同士討ちで散々だったスプリントから見事なリカバリーで、コンストラクターズランキング4位を争うマクラーレンとのポイント差を19点に広げた。
レッドブルはフェルスタッペン6位、ペレス7位。7月のフランスGPから続いてきたレッドブルの連勝は9回でストップ。表彰台を逃したのはダブルリタイアだった開幕戦バーレーンGP以来と、今季のレッドブルには想像もできないような完敗だった。
なおフェルスタッペンも、ペレスとのポジション交換をチームから指示されていたものの、これを無視。結果として、ペレスとルクレールは同点で最終戦に臨むことになる。
9位バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、10位セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)までがポイント獲得となっている。
アルファタウリは、ピエール・ガスリーがピットレーンでの速度違反によるペナルティもあって14位。角田はSC走行中になぜかアンラップが許されないという疑惑のシーンもあったものの、ペースも芳しく無く17位でレースを終えている。
関連ニュース:
- メルセデス、レッドブルとの大激戦を予想。鍵になるのは路面温度か「暖かくなると彼らの問題も解決するはず」
- 初のポールポジションを楽しめなかったマグヌッセン「タイヤをマネジメントするのに忙しかったんだ」
- マクラーレン、対アルピーヌで大チャンス到来。ノリスが再び体調悪化も「決勝は問題ないはず……」
- ホンダF1、実は2021年にカーボンニュートラル燃料を実用化していた! HRC浅木部長「技術を先取りしたかった」
- 【動画】ケビン・マグヌッセン、F1史に名を刻むポールポジション獲得。オンボード映像で振り返る
順位 ドライバー 周回数 タイム 差 前車との差 平均速度 ポイント 1 ジョージ ラッセル 71 1:38'34.044 186.194 26 2
ルイス ハミルトン 71 1:38'35.573 1.529 1.529 186.146 18 3
カルロス サインツ Jr. 71 1:38'38.095 4.051 2.522 186.067 15 4
シャルル ルクレール 71 1:38'42.485 8.441 4.390 185.929 12 5
フェルナンド アロンソ 71 1:38'43.605 9.561 1.120 185.894 10 6
マックス フェルスタッペン 71 1:38'44.100 10.056 0.495 185.878 8 7
セルジオ ペレス 71 1:38'48.124 14.080 4.024 185.752 6 8
エステバン オコン 71 1:38'52.734 18.690 4.610 185.608 4 9
バルテリ ボッタス 71 1:38'56.596 22.552 3.862 185.487 2 10
ランス ストロール 71 1:38'57.596 23.552 1.000 185.456 1 フルリザルトを見る








































































あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 F1サンパウロGP決勝速報:メルセデスついに勝った! ラッセル初優勝&ハミルトン2位で完勝1-2
次の記事 ラッセル、ハミルトンのプレッシャーにも動じずF1初優勝。メルセデスに今季初勝利をもたらす「言葉がない……感謝してもし切れない」
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment
最新ニュース

ランキング首位の36号車au TOM’Sがまさかの11番手Q1敗退。坪井翔「珍しく”決まっていない”感じだった」 でも決勝での巻き返しに期待感|スーパーGT第6戦SUGO予選
スーパーGT
SGT スーパーGT
第6戦:SUGO
41 分前
ランキング首位の36号車au TOM’Sがまさかの11番手Q1敗退。坪井翔「珍しく”決まっていない”感じだった」 でも決勝での巻き返しに期待感|スーパーGT第6戦SUGO予選

Moto3オーストリア予選|僅差のバトル制しウリアルテがポール獲得。山中Q2進出も17番手
Moto3
MOT3 Moto3
オーストリア
45 分前
Moto3オーストリア予選|僅差のバトル制しウリアルテがポール獲得。山中Q2進出も17番手

SUGOも速いぞプレリュード! ホンダ、予選で同条件のライバル上回るも浮かれず「追い付いたと思えば、すごい差付けられたことが何度もある」
スーパーGT
SGT スーパーGT
第6戦:SUGO
1 時間前
SUGOも速いぞプレリュード! ホンダ、予選で同条件のライバル上回るも浮かれず「追い付いたと思えば、すごい差付けられたことが何度もある」

大丈夫かキャデラックF1! プロジェクトの資金提供元の保険会社とオーナーが集団訴訟に直面
F1
F1 F1 2 時間前
大丈夫かキャデラックF1! プロジェクトの資金提供元の保険会社とオーナーが集団訴訟に直面
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録