まるでF1!? レッドブル、50台限定のハイパーカー『RB17』発売へ。ニューウェイ設計で1100馬力超え

レッドブルは、500万ポンド(約8億3000万円)の自社製ハイパーカーを2025年に発売する計画を明らかにした。

まるでF1!? レッドブル、50台限定のハイパーカー『RB17』発売へ。ニューウェイ設計で1100馬力超え
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 レッドブルは、2025年に『RB17』と命名した2シーターのハイパフォーマンスカーを発売する計画を6月28日に発表した。

 サーキット走行用に開発されたこの2シーター・ハイパーカーは、50台の限定生産で、究極のパフォーマンスを目指して設計されている。F1のチーフテクニカルオフィサーであるエイドリアン・ニューウェイが設計に携わっており、グラウンド・エフェクトを活用。1100bhpを超えるV8ターボ&ハイブリッドのパワートレインを搭載し、F1マシンに近い性能を目標としている。

 RB17を所有することにより、オーナーはレッドブルのシミュレータ施設や車両開発プログラム、サーキットトレーニングにアクセスすることができるという特権もついてくるようだ。

 RB17という名称も、レッドブルF1の系譜に連なるモノだ。本来、RB17という名称は2021年のマシンにつけられる予定だったが、新型コロナウイルスの影響で2020年マシンを改良して使用することとなり、RB16Bが誕生。2022年のマシンはRB18と名付けられたため、RB17は欠番となっていた。

 

 レッドブルはかつて、F1チームのタイトルスポンサーを務めていたアストンマーチンと、『ヴァルキリー』を開発。ニューウェイもこのプロジェクトに携わっていたが、レッドブルが独自かつ単独で量産車を開発するのはRB17が初めてとなる。

 レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、次のように述べている。

「RB17は、レッドブル・アドバンスド・テクノロジーの進化における重要なマイルストーンだ。レッドブル・テクノロジー・キャンパスで量産車を製造することができるようになったのだ」

「さらにRB17は、レッドブル・ブランドを身にまとったマシンが初めてコレクターに提供されることを意味する」

 ニューウェイも「RB17は、我々がチャンピオンシップで勝利するF1マシンを作るために知っていることすべてを、極限レベルのパフォーマンスを提供する2シーターのパッケージに凝縮したものだ」と語った。

「RB17は、あらゆるレベルのパフォーマンスに対する我々の情熱によって、これまでエンスージアストやコレクターに提供されてきたものをはるかに超え、デザインと技術の境界を押し上げる」

 ホーナーは、28日にレッドブルのミルトンキーンズ・キャンパスで行なわれたイベントで、「とてつもなくエキサイティングだ」と付け加えた。

「我々は(エイドリアン・ニューウェイと)もう17シーズンも一緒にこの旅をしている。会社にとっても、ビジネスにとっても、我々がやっていることについても、次の章のように感じている。これまでは素晴らしい旅だった。パワートレインも順調だし、アドバンスド・テクノロジーはますます強くなっているし、この非常にエキサイティングなクルマがあるんだ」

「このクルマはまさにF1クラスの性能を備えているので、その系譜に連なり、17という名称を持つことは正しいことだと感じた」

「このようなプロジェクトに関して、エイドリアンの熱意が全く衰えていないのは素晴らしいことだ。会社全体にとっても、素晴らしいプロジェクトだ。F1の方法論やタイミングの応用に関しても、パートナーなどとの共同作業では、自分の運命をコントロールできないことがフラストレーションになっていた」

「しかし、このプロジェクトでは、自分たちの運命を自分たちでコントロールすることができる。勇敢なプロジェクトだが、レッドブルがやることはすべて勇敢なんだ。最初から最後までこのプロジェクトをコントロールできるのは、とてつもなくエキサイティングなことだ。これまでにはなかったことだ」

 F1では予算制限の影響により、ビッグチームは予算や人員を持て余している状態となっている。そうした背景が、フェラーリのLMH参入やレッドブルRB17の開発・販売につながっていると考えることもできそうだ。

 
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