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アルボンは3戦連続無得点……「彼が強くなって戻ってこれるよう協力する」とレッドブル

レッドブルは、厳しい結果が続いているアレクサンダー・アルボンの自信を取り戻させるために、チームが協力する必要があると語った。

Alex Albon, Red Bull Racing RB16

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 レッドブルのアレクサンダー・アルボンは来季のチーム残留に向け、厳しい戦いに直面している。エースであるマックス・フェルスタッペンに対して差をつけられているアルボンは、ニコ・ヒュルケンベルグやセルジオ・ペレスといった経験豊富なベテランドライバーにシートを奪われる可能性が浮上しているのだ。

 来季のフェルスタッペンのチームメイトを誰にするのか検討しているレッドブルは、アルボンの奮起を期待しているが、彼はここ数戦、その期待に反するようなレースが続いている。第13戦エミリア・ロマーニャGPでも、表彰台が懸かったレース終盤、セーフティカー明けにスピン。これで3戦連続ノーポイントとなり、ポイントランキングも9番手となってしまった。

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 今季は残り4レースとなっていることから、アルボンへのプレッシャーはますます高まっていると考えられている。なお、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、チームがドライバーラインアップの最終決定を最終戦終了後まで待つ可能性があることを示唆している。

 レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、イモラで行なわれたエミリア・ロマーニャGPでのアルボンのパフォーマンスについて次のように振り返った。

「彼はシャルル(ルクレール/フェラーリ)やダニエル(リカルド/ルノー)とレースをしていた訳だから、厳しい結果になったと言える」

「リスタートでは、ニュータイヤを履いた(セルジオ)ペレスと争っていたが、ふたつ目のシケインで順位を失った。0ポイントというのは、彼にとってもチームにとっても非常に悔しい結果だ」

「トルコまでの間にまた彼と共に色々取り組んで、彼が強くなって帰ってこれるようにしたい」

 そしてアルボン自身もイモラでのパフォーマンスについて振り返り、終盤のセーフティカー出動時にソフトタイヤへと交換しなかったことが最大のミスだったかもしれないと語った。

「レース全体を通して、他のマシンの後ろで時間を使ってしまっていた。そこでできることはあまりなかったんだ」とアルボンは言う。

「今考えれば、他のマシンが終盤にピットインした時に、僕たちも入れば良かった。(ソフトタイヤを履いた)彼らが相手する最初のマシンが僕だった訳で、抑えるのは難しかった」

「もしピットストップをしていれば、僕たちは表彰台を争えたかもしれない。でもこれが現実なんだ」

 ただ、今回のアルボンのパフォーマンスが完全に最悪だったという訳でもない。フェルスタッペンから0.396秒遅れという予選タイムは、他のレースと比べても同レベルかむしろ接近している。

 もう少しプッシュすることができるかと尋ねられたアルボンはこう返した。

「正直に言うと、もうやっているんだ」

「もちろん僕はへこたれずに頑張り続けるし、できる限りのことをする。振り返ってみると悪い週末ではなかったと思うけど、とにかくトルコに集中するよ」

 

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