F1 ハンガリーGP
ルノーF1のPU部門を率いてきたレミ・タフィンが離脱。「双方合意の下」とアルピーヌ
ルノーのF1エンジン・テクニカルディレクターを務めるレミ・タフィンが同社を去ったようだ。

Jonathan Noble
編集: 2021/08/12 10:30
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

ルノーでF1のパワーユニット(PU)部門を率いてきたレミ・タフィンが同社を去ったことが明らかとなった。
タフィンは1999年からルノーのF1プログラムに参加しており、初期はエンジン・エンジニアとしてフェルナンド・アロンソやジェンソン・バトンらと共に仕事をした。2009年からはルノーのF1活動を統括する立場となり、F1にPUが導入された2014年からはオペレーション・ディレクターに。そしてルノーが2016年からF1ワークス活動を再開させると、エンジン・テクニカルディレクターとしてPUの開発を推し進めた。
タフィンはPU時代の初期はレッドブルの勝利に貢献。最近ではアルピーヌのエステバン・オコンが初優勝を挙げるなど、一定の成果をあげていた。
しかし、ルノーが2022年シーズンに向けて新型PUの開発を進めていく中で、タフィンはルノーを離れることとなった。
アルピーヌの広報担当者はmotorsport.comに対し、タフィンが“双方合意”の下で7月初めにルノーを去ったことを認めた。なおルノーはタフィンの後任探しをしておらず、彼の責任範囲を現在のスタッフに分配する予定のようだ。
現在ルノーはワークスチームであるアルピーヌの1チームにのみPUを供給しているが、実質的に2019年から同じ設計のPUを使用しているため、性能面でライバルに後れを取っている。
アルピーヌのエグゼクティブディレクターであるマルチン・ブコウスキーは今月初め、状況は完璧とは言えないが、将来に向けたPUの計画については楽観的だと語っていた。
「我々は3年連続で同じPUを使用しているが、2020年と2021年にはごくごく小さな変化があった」とブコウスキーは語った。
「我々が使っているPUは2019年のもので、その結果、ライバルの中には我々が得られなかった進歩を果たしたところもある」
「我々は新型PUの導入を延期せざるを得ないという少し理想的ではない状況にある。新型PUではパワーやエネルギーマネジメントといった直線スピードを速くするための機能に加え、ライバルと比べて弱点となっている部分を克服するための新構造の導入、そして変更が加えられているが、今年のPUプログラムを発展させながらこれをするだけのリソースはなかった」
「そこで我々は、2022年に全ての力を注ぐことにしたのだ。それは戦略的な決断であった」
「これは正しい決断だったと思うが、結果的に今年はライバルに比べて後れを取ってしまったので、辛いところだ」
Read Also:
- アルピーヌ育成のルンガー、インディカーデビューが決定。佐藤琢磨所属のレイホールからスポット参戦
- オコン優勝に沸くアルピーヌF1、実はグリッド降格の危機? 信頼性の問題でエキゾースト残り基数わずかに
- ”非英国人”はF1タイトル争いが難しく? アロンソが感じる不平等「自分やフェルスタッペンは”悪者”にされる」
- オコン、“スランプ”脱し初優勝。シャシーの変更が奏功も、アルピーヌは不調の原因を完全解明できず
- 激動のチーム初勝利を振り返る、アルピーヌF1「オコンは常に頭が冴えていた」
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 リカルド、若き才能ノリスを語る「フェルスタッペンと比べるのはまだ早いけど……」
次の記事 レッドブル・ホンダのニューウェイ、かつて無いほどのメルセデスによる“政治活動”に「まるで戦争のよう……しかしそれもF1」
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Jonathan Noble

大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす
F1
F1
2024/12/29
大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす

ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす
F1
F1
2024/12/27
ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす

僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識
F1
F1
2024/12/25
僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

More from
アルピーヌ

すごく厳しくて怖くて有名なフラビオ・ブリアトーレ。その意志の強さがチームの強化に必要……コラピント証言「2台入賞でも喜んでくれない」
F1
F1
6 日前
すごく厳しくて怖くて有名なフラビオ・ブリアトーレ。その意志の強さがチームの強化に必要……コラピント証言「2台入賞でも喜んでくれない」

まさに運命のイタズラ。オコンのキャリアを狂わせた2019年「レンタカーの中で泣いたのを覚えている」
F1
F1
10 日前
まさに運命のイタズラ。オコンのキャリアを狂わせた2019年「レンタカーの中で泣いたのを覚えている」

コラピントがF1で”最も辛かった瞬間”は? スター扱いから一転批判の的……それ以上にキツかったことがある
F1
F1
12 日前
コラピントがF1で”最も辛かった瞬間”は? スター扱いから一転批判の的……それ以上にキツかったことがある
最新ニュース

キャデラック最初の半年間、ポイントゼロでも成長は間違いない!「どんどん良くなってる」とボッタス
機能
F1
ライブテキスト
評価
機能
F1 5 分前
オランダGP
キャデラック最初の半年間、ポイントゼロでも成長は間違いない!「どんどん良くなってる」とボッタス

大波乱のチャンピオン争い! 14位に終わったウェーレインが戴冠。バーナードが最年少優勝|フォーミュラE最終戦ロンドン
機能
フォーミュラE
ライブテキスト
評価
機能
フォーミュラE 7 時間前
ロンドンE-Prix レース2
大波乱のチャンピオン争い! 14位に終わったウェーレインが戴冠。バーナードが最年少優勝|フォーミュラE最終戦ロンドン

フェルスタッペン、後半戦の”優先事項”は「週末の途中でパフォーマンスが落ちてしまう問題を解決する必要がある」
機能
F1
ライブテキスト
評価
機能
F1 11 時間前
オランダGP
フェルスタッペン、後半戦の”優先事項”は「週末の途中でパフォーマンスが落ちてしまう問題を解決する必要がある」

ボルトレト、今後数年アウディで活躍か「条項とかないし、長期プロジェクトだからね」2年目も成長実感中
機能
F1
ライブテキスト
評価
機能
F1 11 時間前
ボルトレト、今後数年アウディで活躍か「条項とかないし、長期プロジェクトだからね」2年目も成長実感中
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録