ダニエル・リカルド、自身の将来を決定するのに“感情的”にはならない「全ての話を聞きたい」
ダニエル・リカルドは、自身のF1の将来についての決定は感情的であってはならないと語り、時間をかけるつもりだと語る。

マクラーレンは、ベルギーGPを前にダニエル・リカルドとの契約を今季限りで終了させることを発表した。そのリカルドは、今後についての決定は感情的なモノであってはならず、最終決定までには時間をかけるつもりだと語った。
リカルドの将来については、様々な憶測が語られている。まだシートが決まっていないアルピーヌやハース、そしてウイリアムズなどは、リカルドが手にすることができるシートが実質的には残っていると言える。
しかしリカルドは、今後のことを検討する前に、サマーブレイク明け直後の3連戦を無事に戦い抜きたいと考えている。
「僕は確かに、彼ら(マクラーレン)に後悔させたいと思っている」
リカルドはそう語った。
「でも、あまりにも起きたばかりのことだ。これは一般的なことだと思うけど、こういう決断を下す時には、感情的になってはいけない」
「だから3連戦が終わってから、それについて話したいと思う。スパはスパだったけど、また別の週末が始まった。だから一回切り替えて、3連戦が終わるまでおとなしくしているつもりだ」
「今のところ、彼らに『ノー』と言っているわけではない。言うなれば、全て選択肢だということだ。3連戦が終わった後、どんなことができるのか確認しようと思う」
「その頃には、僕の考えがどこに向いているのかもっと分かるようになると思う。そしていくつかにチェックを入れて、いくつかの選択肢を消去し始める。100万通りもの選択肢があるように言っているけど、さすがにそうじゃないよ。でも、今の僕はとてもオープンマインドなんだ」
自身のこれまでの経験を活かし、ハースやウイリアムズなど近年下位に低迷しているチームを引き上げるという”プロジェクト”に興味あるかと尋ねられたリカルドは、次のように語った。
「今でもこの仕事が好きだからだと思うけど、僕はまだプロジェクトを愛する能力を持っている」
「でももちろん、もしそういう長いプロジェクト、もしくは明日勝てるかもしれないプロジェクトでも、僕は早く勝つために仕事をするよ。そういうことは、僕が間違いなく考えるモノだ」
「僕はそれに興味はないなどと言って、頑固になったりしたくはない。僕は全てのことをリスペクトして考える」
リカルドの他の選択肢は、1年間休養に充てるか、あるいはトップ3チームのリザーブドライバーを1年間務め、2024年に空く可能性のあるシートを狙うかということだ。
「僕はどんなシナリオでも選択肢だと思っている。全てに長所と短所があると思うんだ。休暇を取ることにだって、長所があると思う」
「僕がこれまで過ごした18ヵ月ほどは、休むよりもチャレンジングだった。それは僕にとって良いことだった。アクティブでいるのは、明らかに良いことだ」
「だから僕は全ての話を聞きたいんだ。もしリザーブドライバーだとしても、あまり自慢はしたくないけど、『勿体ない』と思うようなことはしたくない。僕はただ全ての話を聞きたいだけで、何が理に適っているのかを見たいんだ」
「そのことは、将来に向けてより良いことに繋がる道筋になる可能性もある。でも来年は、ほんの少し忍耐の年になるかもしれない」
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