F1予選時の紳士協定違反はトラブルの元に? リカルド「悪用しているヤツは、いつか痛い目をみる」

マクラーレンのダニエル・リカルドは、F1の予選において紳士協定を守らないドライバーは将来的にトラブルに見舞われることになるだろうと考えている。

F1予選時の紳士協定違反はトラブルの元に? リカルド「悪用しているヤツは、いつか痛い目をみる」

 F1では、予選のアタック開始前はお互いを尊重し合い、隊列を追い越したりせずに序列を守るという”紳士協定”があるが、F1第9戦オーストリアGPでまたしてもこの協定が話題となった。

 レッドブルリンクのターン9~10は、フリー走行からスローダウンするマシンとフライングラップを走るマシンが交錯しかけるなど、ヒヤリとするシーンが見られたことから、この区間で減速し前のマシンとのギャップを作る行為が禁止された。

 そのため多くのマシンがペースを調整し、ターン9までに良いポジションを確保してアタックに入ろうとしていたが、一部のドライバーは我慢できずに隊列を追い越してから速度を落とすなど、混乱が起きた。

 その結果、割りを食ったセバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)がフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)のブロックしてしまい、3グリッド降格のペナルティを受けた。

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 ベッテルは無線で、最終コーナー手前で多くのマシンがスローダウンしている状況について「大虐殺(が起きたよう)だ」とコメント。その後、多くのドライバーが自分を追い抜いていったことに不満をこぼした。

 こうした状況に、FIAが介入して厳格なルールを課すことを求める声がある一方で、マクラーレンのダニエル・リカルドは、ドライバーたちは自分たちで物事を解決する能力が十分にあり、マナーを守らない者には厳しく対処することができると考えている。

「結局のところ、誰かがちょっと生意気に、僕たちが合意した状況を悪用したとしたら、そのドライバーたちは、いつかは自分が泣きを見ると思ったほうがいいと思う」

「それが彼らの決断であり、選択なのだから、僕は自分たちのやり方で解決することに満足している」

 リカルドのチームメイトであるランド・ノリスは、この状況が非常に困難なものであることを認めつつも、協定を守っている者が往々にして厄介な状況に追い込まれるのは不公平だと考えている。

「ある場所では問題なく話す必要もないんだけど、誰も先に行きたがらないようなところでは、それが問題になるんだ」とノリスは語った。

「最終コーナーでオーバーテイクされてしまうと、すべてが台無しになってしまうんだ」

「ルールが必要かどうかは分からない。でも何の理由もなく追いつかれてしまうこともあるので、必要なのかもしれない」

「正しいことをしているのに、ひどい目にあったり窮地に追い込まれたりしてしまうので、それはフェアではないと僕は思う。でも、次のドライバーズブリーフィングでは、そのことについて話そうと思っている」

 
 

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