「最後の日まで熱い戦いをしたい」リカルド、進歩著しいルノー離脱に後悔せず
ダニエル・リカルドは2020年をもってルノーを離れ、来季はマクラーレンに移籍するが、著しい進歩を示すルノーを離脱する判断を後悔したことは無いと語った。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
2020年シーズンをもってフェラーリがセバスチャン・ベッテルとの契約を終えることに端を発した移籍ゲームは、カルロス・サインツJr.(現マクラーレン)のフェラーリ加入、そしてダニエル・リカルド(現ルノー)のマクラーレン移籍という結果につながった。
これらの移籍は、新型コロナウイルスの影響でシーズン開幕が遅れている中で決定されたもの。彼らはレースでのマシンパフォーマンスを確認することなく、移籍の判断を下さなければならなかった。
実際にルノー代表のシリル・アビテブールは当時、リカルドが一度も2020年型マシンを走らせずに移籍判断を下したことにガッカリしたとコメントしていた。
そのルノーは2020年シーズンが始まると、特に第7戦ベルギーGP以降からは顕著な改善を示しており、リカルドは第10戦ロシアGPまで上位でのフィニッシュを連発。コンストラクターズランキングでもマクラーレンからわずか7ポイント差の4番手につけている。
しかしリカルドは、今季のルノーのマシンがどれほど優れているかが分かっていても、来季のマクラーレン移籍の判断を悔いることはないと語った。
「当然、今僕のいるルノーのことを貶すわけじゃないけど、僕はそれ(移籍)を後悔していない」と、リカルドは言う。
「チームの進歩を目にして嬉しいかって? 間違いなくそうだよ」
「それが来年、ルノーがライバルとしてマクラーレンにさらにプレッシャーをかけることになるなら、みんなにとって良いことだと思う。だから後悔はしていない」
「この進歩が不運だとは思っていないよ。僕は先頭でレースをしたいと思っているし、F1では毎回のレースがとても重要なんだ。だからチャンスを得るたびにそうしているし、速ければ速いほど良いんだ」
「僕らが前進できていることを嬉しく思っているし、自分がその一部だと感じているんだ。それは僕にとっても重要なことで、ドライバーとして成長していると感じられているんだ」
そう語ったリカルド。ルノーはリカルドの移籍が決定した後も、それがチームの仕事に影響を与えないようにしており、技術的な話し合いもオープンに続けてきた。こうしたチームの姿勢は2020年シーズンの表彰台獲得を目指すリカルドにとって歓迎すべきものだという。
「チームは僕のことを何もシャットアウトしたりしなかった」
「シミュレーターやその他諸々のことをやってきた。チームと仕事をするのは本当に良かったよ。確かに、ほろ苦いこともあったけどね」
「僕が来年ここにい続けられないことはチームも知っている。だけど最後の日まで熱い戦いをしたいと思っているんだ」
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