予選好調のラッセルが“先輩イジり”? Q1でのミスは「マルドナドみたいだったよ!」

ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、F1エミリア・ロマーニャGP予選で最初のアタックを始める前、“パストール・マルドナドのような瞬間”があったと説明した。

予選好調のラッセルが“先輩イジり”? Q1でのミスは「マルドナドみたいだったよ!」

 F1エミリア・ロマーニャGPの予選で12番グリッドを獲得したウイリアムズのジョージ・ラッセル。彼はQ1最初のアタックに向けてメルセデス製パワーユニット(PU)のモードをプッシュモードに切り替えた直後、勢い余って最終コーナー手前のグラベルに飛び出してしまった。

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 ラッセルはギリギリまでPUモードの変更を遅らせ、アタックラップで最大限の利益を得ようとした結果、ターン18を立ち上がった際にマシンがパワースライドしてしまったようだ。彼は集中力を欠いた自身のミスを振り返り、“パストール・マルドナドのような瞬間だった”と形容した。

 パストール・マルドナドは、かつてウイリアムズなどをドライブし、2012年のスペインGPで優勝した経験を持つ元F1ドライバー。彼は一発の速さに定評があった一方で、ミスやインシデントの多さでも知られていた。

「メルセデスがバッテリーのデプロイメント(回生)に少し苦しんでいるのは周知の事実だと思う。だから(PUモードを切り替えるタイミングが)1メートル違うだけでもタイムに影響するんだ」

 ラッセルはそう説明する。

「だから僕はできる限り遅いタイミング、つまりコーナーの途中でそのモードに入れて、パワーを上げたかったんだ」

「タイヤが冷えていたし、僕も100%集中できていなかった。その結果パストール・マルドナドのようになってしまったんだ!」

 ラッセルはその後セッション後半に持ち直し、14番手タイムを記録してQ2進出を決めた。彼曰く、チェッカーフラッグが振られる直前でギリギリ最後のアタックに入ることができたという。

「あと2、3秒くらいでフラッグが振られるところだったと思う」とラッセル。

「ダニー(ダニエル・リカルド/マクラーレン)がすぐ後ろにいて、彼はDRSを使って僕を追い抜こうとしていた」

「ただストレートスピードが速かったおかげで、僕は何とか彼の前にとどまることができた。ホッとしたけど、何より良いラップだったと思う」

 Q2に進んだラッセルは、メルセデスやマックス・フェルスタッペンなどの上位陣と同じく、ミディアムタイヤを履いて最初のアタックを行なった。そこでかなりの好タイムを記録したラッセルは、2度目のアタックもミディアムで行なうことを考えていたが、結果的にチームは決勝用にミディアムを1セット温存することを選択し、ラッセルにソフトタイヤを履かせた。

 そしてラッセルは最終的にQ2で12番手タイムをマーク。惜しくもQ3進出とはならなかったが、彼のタイムはボーダーラインとなった10番手のランス・ストロール(アストンマーチン)からわずか0.123秒差というものであり、ライバルに引けを取らないパフォーマンスを見せた。

「驚くことにミディアムを履いたタイムで10番手か11番手くらいにつけていたので、本当は2セット目もミディアムを履きたかったんだ」とラッセルは言う。

「僕たちは結果的にソフトを選択し、コンマ3秒タイムを上げることができた」

「それでも良いラップだったので、全体的にはQ2で12番手に入れたことに満足している。セッション前の予想よりも良かったからね」

 ラッセルと言えば、同じくイモラで行なわれた昨年のレースでポイントを狙える位置につけながらも、セーフティカーラン中にクラッシュしてリタイアしたというほろ苦い思い出がある。しかし彼は今年のレースでその雪辱を果たすことができると確信している。

「予選よりも決勝の方がマシンの状態は良いと思っている」

「僕たちはストレートで最も速いマシンを手に入れられているので、あらゆることが期待できる。ただ、これが今の僕たちのペースなんだ」

「ここは僕たちが得意なサーキットのひとつなのかもしれないけど、できればシーズンを通してQ2組の中間くらいにいて、時にはQ3を争えるような位置にいたい」

 

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この記事について

シリーズ F1
イベント エミリア・ロマーニャGP
執筆者 Adam Cooper