メルセデス入りの可能性も噂されるラッセル、複数年契約を望む「将来の成長のために」
ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、「成長と進歩のための一貫性」を求め、次のF1での契約期間が複数年になることを望んでいる。

ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、今季限りでチームとの契約が満了することになっている。しかし来季のメルセデスのドライバー候補として取り沙汰されるなど、その動向に注目が集まっている。
メルセデスは現ドライバーのルイス・ハミルトン、バルテリ・ボッタスともに、今季限りで契約期間が満了することになっている。今季限りで引退するのではと見られていたハミルトンは、来季以降も現役を続行することに意欲を示しており、ボッタスも残留を希望している。しかし当のメルセデスは、来季のラインアップを早々に決める必要はないと考えていることを示唆している。
そんな中でラッセルは水曜日に、今後成長していくための適切な基盤を手にするため、2022年以降は複数年契約を結ぶことを望んでいる旨を語った。
「間違いなく、来年に向けて契約がフリーであるという点で、良いポジションだ」
そうラッセルは語った。
「安定性、そして長い契約期間であることが重要だと思う。最近では、移籍して、新たなチームに飛び込んだ時に適応するのが、どれほど難しいかということが明らかになっていると思う」
「だから来年はどのチームに加入するとしても、少なくても2〜3年はそこに留まれるような形になりたいと思う。成長し、進歩していくためには、そういう一貫性を保つのがとても重要だと考えているからだ」
ラッセルは現在、ウイリアムズとの3年契約の最終年を戦っているところだ。この間、ウイリアムズのマシンのパフォーマンスは優れず、ラッセルもポイントを獲得できていない。しかし印象的な走りを披露してきた。
昨年のサクヒールGPでは、新型コロナウイルスに感染したルイス・ハミルトンの代役としてメルセデスのマシンをドライブ。予選で2番手を獲得し、決勝でパンクするまでは、優勝目前というポジションを走った。それも、メルセデスのドライバー候補として名を連ねることになった要因のひとつだ。
なおマクラーレンのランド・ノリスは、チームとの契約を複数年延長。そのノリスに対してラッセルは、2018年でF2を卒業し、2019年にF1デビューを果たしたドライバーたちは、今年のパフォーマンスで複数年契約に「値する」と証明してきたと語りかけた。
「彼(ノリス)は最近素晴らしい仕事をしているし、ランドとのパッケージとして、マクラーレンは並外れた仕事をしている」
そうラッセルは語った。
「来年は、興味深い1年になるだろう。彼らはトップチーム、そしてチャンピオンシップにおいて、本当の意味での脅威になる可能性があると思う」
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