カルロス・サインツJr.、相次ぐクラッシュの連鎖”ストップ”を誓う「すぐに同じようなことは起こさない」
フェラーリのカルロス・サインツJr.は、F1イタリアGPのフリー走行2回目でクラッシュを起こしたが、既に学習プロセスを進めており、すぐに再びクラッシュするようなことはないと誓った。

フェラーリのカルロス・サインツJr.は、F1イタリアGPのフリー走行2回目でアスカリシケインでクラッシュを喫した。これについてサインツJr.は当時、「奇妙な形のクラッシュで、自信を失った」と語っていた。
しかしサインツJr.はイタリアGP後、自身のマシンを理解するための学習を進めており、すぐにまたもクラッシュするようなことはないだろうと誓う。
サインツJr.はイタリアGPのFP2で、高速複合コーナーであるアスカリシケイン通過中にマシンのコントロールを失い、スピン。コース左側のウォールにフロント部分から激しく激突した。
このクラッシュはサインツJr.にとって、夏休み前のハンガリーGPからの4戦で3回目のクラッシュ。この数はあまりにも多いと言えるだろう。
サインツJr.はイタリアGPのレース後にも、FP2のクラッシュについて次のように語っていた。
「明らかに避けなければいけないアクシデントだ。まだ理解できていないアクシデントであり、説明できるものもない」
そうサインツJr.は語る。
「アスカリシケインでは、週末を通じてマシンの挙動はとてもはっきりしない状態で、バランスに苦労してきた」
「僕はまだ、マシンを理解するための学習プロセスの途中にいるんだと思う。コーナーの途中での挙動はまだはっきりしないから、スロットルを開く時には注意する必要がある」
今回のクラッシュが、前2回のクラッシュと関連性があるかどうかと尋ねられたサインツJr.は、次のように語った。
「3つの事故は、それぞれ別々の原因があったと思う。ザントフールトでは少しラインを外してしまって、マシンのコントロールを失ってしまったことは既に説明したと思う。それは、純粋にドライバーのミスだ」
「ブダペストでは、レーシングカーに乗ってきて以来最も強い突風に遭ったと確信している」
フェラーリのマシンを最大限活かすことに苦労していると示唆するサインツJr.。しかしマクラーレンから移籍してきた後、新たなチームに素早く適応したことについては、高く評価されていた。
しかしオランダとモンツァでクラッシュが続いた後、チーム代表のマッティア・ビノットは、ミスのない週末を過ごすようサインツJr.に要求したという。サインツJr.はこれを受け、今回のようなクラッシュを再び起こすようなことは、すぐにはないと語る。
「最近、メカニックとチームに、修理のための負担をかけ過ぎてしまった。それは理想的ではない。でもすぐに再発するようなことはないし、ここから立ち直るつもりだ」
「でも今回のことは、僕にとって学ぶべきこと、そして調査して、学ぼうとし続ける必要があることだ」
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