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高速のストリートコースは危険がいっぱい? サインツJr.「マーシャルを信頼しないと……」

フェラーリのカルロス・サインツJr.は、ジェッダの新設コースで開催されるF1サウジアラビアGPで、クラッシュに対してマーシャルも含めて”鋭敏”であり続ける必要があると語った。

Circuit detail

 F1初開催となるサウジアラビアGP。新設されたストリートコースでのレースとなるが、平均速度が高く、ブラインドコーナーが連続するレイアウトのため、たとえ事故が起きても、後続のドライバーがそれに気づけない危険性がある。

 ドライバーは事故に迅速に対応するため、マーシャルやレースコントロールを信頼しなければならないと、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)は語った。

「もちろん、ドライバーとしては(クラッシュのことは)あまり考えないようにしている」

 安全面の懸念があるかと訊かれ、サインツJr.はそうmotorsport.comに語った。

「あまりそういうことに集中しないようにして、FIAの基準を全面的に信頼するようにしている。通常、それはかなり正確で良いものだからね」

「ドライバーとして唯一話し合ったことは、もし目の前でクラッシュが起きた場合、3秒前にはどのコーナーでも250km/h以上のスピードが出ていて、クラッシュと自分の間には壁があるから、反応する時間がないということだった」

「そしてこれが、FIAに提起すべき唯一のポイントかもしれない。(マーシャルも含め)黄旗やセーフティカー、赤旗に対して鋭敏であり続けることだ」

 アルファタウリのピエール・ガスリーも、任務を遂行するマーシャルが常にアンテナを張っていなければならないということに同意している。

「それはみんな分かっていたし、考えていたことだと思う」と、ガスリーは語った。

「というのも、どこでクラッシュしても、基本的にクルマはコース上に跳ね返ってくるし、ここの平均速度は250km/hだからね。マーシャルがいかに速く、効率的に対応するかが重要になると思う」

「彼らにとっては忙しい週末になるだろうけど、うまくやってくれることを願っている」

 またガスリーは、コース上でのトラフィックも懸念しているという。彼は過去の経験から、スロー走行しているマシンと、コース上で遭遇する危険性を指摘している。

 ガスリーは2018年のアゼルバイジャンGP予選で、当時のチームメイトであるブレンドン・ハートレーと危うく接触しかけるという経験をしている。ハートレーはタイヤをパンクし、スロー走行していたところに、アタック中のガスリーが遭遇してしまったのだ。

 アゼルバイジャンGPを開催しているバクー市街地サーキットは、高速のストリートサーキットという特徴がジェッダと共通している。バクーでは、危険なクラッシュを予防するため、アタック前やピットに戻るインラップにおいて、最終セクターで速度を維持するよう指示が出されていたが、ガスリーはドライバーの”常識”にならって、高速区間で速度を保つべきだと主張した。

「高速区間では、本当に減速できない。非常に危険なことだから、ドライバー同士の常識を働かせなければいけない」

「バクーでブレンドン(ハートレー)と経験したけど、非常に高速なセクションの、ブラインドコーナーで非常に遅いクルマに突っ込むなんて、僕たちがすべきじゃないことだ」

「最後のロングストレートで、前とのギャップを作ることができると思うんだ。それでいいんだ。最後のストレートは十分広い。その前のエリアでは、明らかに十分な注意を払わなくてはいけない」

 サインツJr.も、ガスリーの意見に同意し、過度なスロー走行はいらないと語った。

「願わくば、あまりやりすぎることがないようにしてほしい」

「高速コーナーで、過度なスロー走行は必要ない。ここではスピード差がかなり大きくなるからだ」

「しかしさっきも言ったように、僕たちはFIAの安全対策に頼る必要がある。彼らが正しく宿題をこなしていることを期待している。これまでのサーキットとはまったく違うものになるだろう」

 安全面の懸念はさておき、サインツJr.はジェッダのコースレイアウトはF1にとってポジティブだと捉えている。

「僕はF1のベースラインとして、マシンの性能をすべて引き出すことができ、かつ安全で、コースアウトしても有利にならないような、高速コーナーの多い普通のレース場があるべきだと考えている」

「僕たちドライバーは、何を望んでいるのか明確にしていたと思う。今回は高速サーキットにウォールを足した実験のようなモノだ。その結果を見極める必要があるだろう」

「レースはとても楽しいものになりそうだ。ただ、すべてが安全で、サプライズがないことを願っている」

 
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