ローガン・サージェント、ウイリアムズからの2023年F1デビューが濃厚? F2でライセンスポイント満たせるかが唯一の課題
F1アメリカGPでウイリアムズからFP1デビューを果たしたローガン・サージェントは、2023年シーズンのレギュラーシート獲得がより現実味を帯びてきている。
写真:: Carl Bingham / Motorsport Images
F1アメリカGPのフリー走行1回目にウイリアムズから出走したローガン・サージェント。来季のウイリアムズはニコラス・ラティフィの放出が決まっているためレギュラーシートが1席空いている状況だが、パドックではサージェントの正式加入が、早ければアメリカGPの予選日にも発表されるのではないかとの噂も飛び交っている。
ただし、現在のサージェントはF1ドライブを保証できる立場にいない。というのも彼はまだスーパーライセンスを保有しておらず、2023年に向けて発給を受けるためには、参戦中のFIA F2をランキング5位以上で終える必要があるのだ。
サージェントは現在、F2の最終アブダビラウンドを残してランキング3番手につけているが、彼の10〜20点差以内には多くのドライバーがひしめいているため、アブダビで苦戦した場合には一気にランキングを落とす可能性がある。したがって、仮にウイリアムズがアメリカGPのレースウィークにサージェント昇格を発表したとしても、それは“スーパーライセンスを獲得できた場合”という条件付きになるだろう。
またウイリアムズは、サージェントがスーパーライセンスを獲得できなかった場合のプランBとして、ミック・シューマッハーやアントニオ・ジョビナッツィの獲得を検討しているようだ。
今回FP1で公式セッションデビューを飾ったサージェントは、23周をトラブルフリーで走破。順位は序盤にクラッシュしたハースのアントニオ・ジョビナッツィを上回る19番手となり、タイムはチームメイトのアレクサンダー・アルボンと1.9秒差だった。
セッションを終えて、サージェントは次のように感想を述べた。
「正直、僕が予想していた以上に違いがあった」
「マシンの反応の仕方は、僕がいつも乗っているF2と比べるとかなり違っている」
「高速域での反応も良いし、ブレーキングも良い。でも全体的には良い走行になった。勉強になったよ」
「最初はパワーの大きさにも驚かされたし、トリッキーだった。そこは慣れていかないといけない」
サージェントは今回の走行には満足している様子で、さらにこう続けた。
「今日の一番の目標はできるだけ多くのことを学ぶということだった。正直予想とはかなり違っていたけど、良い意味で言うと色んなことを吸収できた」
「まだまだ改善すべき点はたくさんあるけど、良いスタートが切れたと思うし、結果には満足している」
「重要なのはできる限り多くの情報を拾ってきて、(ピットに)戻ってから報告をして、良いフィードバックをするということだった。とにかく良い1日になったと思う」
さらに来季以降についての展望も尋ねられたサージェントだったが、ウイリアムズのシート獲得に関しては口をつぐんだ。
「正直、どうなるかは分からない。知っての通り、僕はアブダビで良い結果を残してスーパーライセンスを獲得しないといけない」
「そこが現時点で集中しないといけないところだ。そこで良い結果を残して、チャンピオンシップでトップ3を確保するんだ」
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