マクラーレン、サウジアラビアなどから834億円の資金調達。財政面に不安ナシへ

マクラーレン・グループはサウジアラビアを中心に新たに5億5000万ポンド(約834億円)の投資を引き出しており、一時は危ぶまれたこともある財務状況がより強固なものとなりそうだ。

マクラーレン、サウジアラビアなどから834億円の資金調達。財政面に不安ナシへ

 F1など多数のモータースポーツに参戦するマクラーレングループ。彼らは新たにサウジアラビアなどから5億5000万ポンド(約834億円)に上る投資を引き出したことが分かった。

 マクラーレンが新たな投資を受けるという情報が、Sky newsによって報道されたが、CEOのザク・ブラウンは7月16日に長期的な財政計画の一部として、この投資が行なわれることを認めている。そして、その多くはサウジアラビアの公的投資基金への株式売却によるものだという。

 マクラーレンは、投資のうち4億ポンド(約600億円)はサウジアラビアの公的投資基金(PIF)と、米国の資産運用会社アレス・マネジメントによる優先株式への投資によるものだと説明している。

 残る1億5000万ポンドに関しては、バーレーンの政府系投資ファンドと、その他の個人投資家から、転換が予定されている優先株式によって調達されたという。

 2020年初頭から世界中に広がりを見せた新型コロナウイルスの影響で、マクラーレンも大きな経済的ダメージを受けていた。そのため今回の投資も、彼らにとって財務状況をより強固なものとする一手となる。

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 マクラーレンは今回の増資によって、1年前にバーレーンの国立銀行から受けた融資を返済することができる。彼らは相互に設定した完了条件に従っていくと説明している。

 サウジアラビアは近年、モータースポーツの世界で存在感を高めている。F1では石油企業のサウジアラムコがグローバルパートナーに就任。そのロゴは多くのグランプリで掲示されている。また2021年12月にはジェッダ市街地コースでサウジアラビア初のF1開催も控えている。

 マクラーレン・グループの会長であるポール・ウォルシュは次のようにコメントした。

「世界的なパンデミックに対応するために昨年夏に実施した短期的な対策を基に、マクラーレンはアドバイザー及び既存の株主の支援を得て、会社を安定した基盤に置くための措置を講じてきた」

「昨年行なった戦略的な投資に続き、今回増資に成功したことは、我々のグループの長期的な成長を支える財政戦略において、重要な要素となる」

「このような基盤が整ったことにより、我々は高級スポーツカービジネス、そしてモータースポーツビジネスにおいて野望を達成するための体制が整った。ロードカー事業はマクラーレンの中核をなす」

「アレスとPIFとは、その経験や知識を活かしていただきながら、一緒に仕事を続けていきたいと思っている」

 

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