F1サウジGP完勝のペレス、昨年の”忘れ物”取り戻す今季初優勝に「ついに勝てたぞ!」とご満悦
F1サウジアラビアGPを制したレッドブルのセルジオ・ペレスは、昨年逃した同地での一勝に喜びを顕にした。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
超高速のジェッダ市街地サーキットを舞台に開催されたF1の2023年シーズン第2戦サウジアラビアGP。決勝レースを制したレッドブルのセルジオ・ペレスは、2022年の同グランプリではポールポジションを獲得しながらも勝利を逃していただけに、今回の一勝は大きなモノだと喜びを語っている。
今年もポールポジションから決勝レースを迎えたペレスは、スタートでフロントロウスタートのフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)に先行を許したものの、レース序盤に首位を奪い返した。レース中盤、他車のマシントラブルによりセーフティーカーが出動し、ペレスは築いていたリードを失うこととなった。しかしペレスは見事リスタートを決め、首位快走……後方から追い上げてきたチームメイトのフェルスタッペンを寄せ付けることもなく、チェッカーまでマシンを運んだ。
ペレスは前年度のサウジアラビアGP決勝ではポールから好走も、セーフティーカー出動の恩恵によってピットロスを最小限に留めたライバルに先行され、勝利を逃している。しかし今年のペレスは、勝利を奪われることはなかった。
「予想以上にタフなレースになった」
ペレスはレース後にそう振り返った。
「最初のスティントでは本当に上手くやれたけど、またセーフティーカーが入って、ジェッダでの勝利がまた奪われそうになったんだ」
「でも今回は違った。昨年も僕は優勝に向けて突き進んでいたんだけどね」
「だから、やっと勝てたという感じだ。チームは素晴らしい仕事をしてくれた。この週末、機械的な問題も多発した中で、彼らは懸命に働いてくれたんだ」
「チームのみんなは最高の人たちだ。彼らのためにも僕は本当に嬉しい。今日はお祝いだ!」
ペレスがサウジアラビアGPを制した一方、フェルスタッペンが2位表彰台とファステストラップの”ボーナスポイント”を手にしたことで、フェルスタッペンが2023年のドライバーズランキング首位を維持。ペレスは1ポイント差で2番手につけている。
「僕らはこれからもプッシュし続ける」とペレスは続ける。
「ハードに攻め続けるし、重要なのは今回、僕らのマシンが一番速かったということ。だから、とても満足しているよ」
なお、ペレスがターン1に対してアウト側ということもあり、スタートではアロンソに先行を許した。これについて、ペレスはスタート手順に変更を加えていたことを明かした。
「僕らの方で手順を少し変えていたから、今後もっと良いスタートを切るために、いくつかやるべきことがあると思う」
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