マクラーレン代表、サインツJr.をベタ褒め「フェラーリが彼を狙った理由を証明した」
マクラーレンのアンドレアス・ザイドル代表は、カルロス・サインツJr.がF1トルコGPで見せたパフォーマンスが、フェラーリが狙うだけの理由がある逸材であることを証明したと称賛した。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
マクラーレンのチーム代表を務めるアンドレアス・ザイドルは、F1第14戦トルコGPで5位を獲得したカルロス・サインツJr.を絶賛。来季の移籍先であるフェラーリが彼を欲しがったのも分かると語った。
サインツJr.は、ウエットコンディションとなったトルコGP決勝を15番グリッドからスタート。しかし安定した走りでポジションを上げていき、最終的に5位でフィニッシュ。コンストラクターズランキング3位をレーシングポイントと争っているマクラーレンに貴重なポイントをもたらした。
「トルコGPのようなレースは、カルロスが持っている資質の高さを証明してくれる」
そうザイドルは話した。
「彼がトリッキーなコンディション、ウエットやミックス・コンディションが好きなのは過去数年のレースで分かっていた。彼がそういったコンディションで良いパフォーマンスを見せるのも、リスクを考慮しながら適切なアプローチをするという才能を持っているのも分かっていたんだ」
「そして今回も、マシンをコース上に保ちながらも前進を続け、確実な動きを見せていた。それが大きなメリットを生んだんだ」
「担当エンジニアやエンジニアリングチームとすでに馴染んでいるドライバーも、そうした状況では助けになる。ドライバーとピットウォールの間で、コミュニケーションがたくさん行なわれているからだ」
「そこにもカルロスの持つ経験が活きている。なぜなら、無線で簡潔かつ冷静に、トラック上で何が起こっているのかを明確にすることが大事だからだ。それができれば、我々はピットウォールで得られたデータと照合し、最終的に適切なタイミングで正しい判断を下すことができる」
「彼は素晴らしいドライバーだ。フェラーリが来年に向けて、彼を狙ったのには理由があるんだ」
シーズン開幕前に、セバスチャン・ベッテルの後任として2021年シーズンのフェラーリ入りが決まっていたサインツJr.。移籍が決まっている中で変則的なシーズンを戦うという難しい状況にあるが、サインツJr.はトラック外でもチームに貢献してくれていると、ザイドルは語った。
「彼のアプローチや状況に応じた対処法、我々と一緒に全力で取り組む姿勢、チーム全体のモチベーションを高めてくれるところがとても好きだ」
「それが今、彼と共に結果を出す上で鍵になっていると思うんだ」
「だから我々のチームで彼と戦う最後の3レースを楽しみにしている。そして来年、我々が彼に勝てることを願っているよ!」
また、ザイドルは最後尾から8位まで挽回したランド・ノリスが見せたパフォーマンスについても満足しているようだ。
「ランドについては、スタートで最後尾になってしまったのは明らかに残念だった。彼はグリッド上でアンチストールを起こしてしまったのだと思う。不運にも、グリッドのグリップが悪い側にいたんだ」
「スタートがそれ以降のレースに影響を与えてしまったが、彼が見せたパフォーマンスにはとても満足している」
「トリッキーなコンディションでランドは高いクオリティを見せた。最後尾から8位まで挽回したのは素晴らしいことだ」
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments